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「虜になってしまった」 日本で人生が激変したフランス人 パリで店を開くほどハマってしまった日本食とは
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外国人観光客が日本を訪れる理由のひとつに挙げることの多い、日本食。久々に日本へやってきたというフランス人男性は、7年前に初訪日した際、ある日本食の「虜になってしまった」といいます。衝撃的な出合いをきっかけに昨年、母国でその専門店をオープンしました。男性の人生を激変させた日本食とは、なんなのでしょうか。
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7年前に初訪日 「どうしても自分でお店をオープンしたい」と猛勉強
フランスからやってきた、ケビンさんとアリックスさん。ふたりは3週間の滞在を予定しており、東京のほかに日光や金沢、白川郷、京都などをめぐろうと考えているそうです。
実は、7年前に日本へ来たことがあるというケビンさん。その際に食べたあるものが、人生を激変させたといいます。
「初めて日本に来たときにラーメンを食べて、虜になってしまったんです。これはどうしても自分でお店をオープンしたいと思いました」
ケビンさんは数年にわたってラーメン作りを研究。ところが、ほどなくコロナ禍となり、フランスでも外出禁止やレストランの営業停止を余儀なくされました。
飲食店を始めるには厳しい状況だったため、ケビンさんはまず、ラーメンキットの宅配からスタート。そして今から1年前、パリ9区に「Gaijin Ramen Lab」という、念願の実店舗をオープンさせたそうです。
日本の伝統と創造性を大切にしたメニューは、新鮮な地元の食材を使用するのがこだわり。塩ラーメン、しょうゆラーメン、ヴィーガン対応のみそラーメンなどをベースに、フランスらしい鴨肉やフォアグラのトッピングを楽しめます。さらに、餃子や丼もの、日本スタイルのサンドウィッチなど、バリエーション豊かです。
「ラーメンの魅力は、シンプルでありながら複雑であること。いろんなチャレンジができるし、それぞれにオリジナルの味があるところが魅力ですね」
日本で人生が変わる経験をしたケビンさん。久しぶりに訪れた日本で、新たなアイデアを持ち帰ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)