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「信号待ちをしていて『あれ?』」「違和感がある」 フランス人やアメリカ人がびっくりするも…日本人にとって当たり前なこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランスから来た(左から)ダビッドさんとカンタンさん【写真:Hint-Pot編集部】
フランスから来た(左から)ダビッドさんとカンタンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界的に見ても、ユニークなルールやマナーが数多くある日本。とくに、多くの人が利用する交通に関しては、秩序ある光景に訪日外国人が驚くことも少なくありません。そこで、日本人にとっては当たり前でも、外国人が驚く“交通事情”3選を紹介します。

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日本のルールとマナーに驚きの声

「信号待ちをしていて『あれ?』」 フランス人が日本人の習慣に驚き 「素晴らしい」と思ったこととは

 フランスから初めて日本を訪れた、ダビッドさんとカンタンさん。2週間の滞在で京都や大阪、広島、金沢などをめぐり、帰国前に東京観光を楽しんでいました。

「日本の生活を実際に見たくて来ました」と話すダビッドさん。そんな彼がとくに驚いたのは、日本人のルール意識の高さでした。

「信号待ちをしていて『あれ?』って思ったんです。車が通っていない小さな通りでも、歩行者は赤信号なら立ち止まって待っていますよね」

 日本では信号を守るのは当たり前のことですが、外国人にはとても印象的に映るようです。

「地下鉄や電車がとても使いやすいわ」

築地場外市場を訪れた(左から)オデッセイオさん、マッケンジーさん、マックスさん、マーディさん家族【写真:Hint-Pot編集部】
築地場外市場を訪れた(左から)オデッセイオさん、マッケンジーさん、マックスさん、マーディさん家族【写真:Hint-Pot編集部】

「違和感がある」アメリカ人が語った日本では当たり前の光景とは 「カルチャーショックだね」

 アメリカ・カリフォルニアからやってきたオデッセイオさん一家。東京観光を楽しみながら、複雑な日本の交通網にも挑戦しました。

「地下鉄や電車がとても使いやすいわ。英語にも対応しているし、誰でも簡単に利用できるわ」とマーディさんは話します。

 日本の鉄道は路線が多く、乗り換えも複雑ですが、近年は訪日外国人向けの外国語の案内も充実しています。「難しいと思っていたけど、簡単だった!」と、意外な感想を持つ人もいるようです。

 また、オデッセイオさんが驚いたのは車の通行方向。「車が左側を走っていることに違和感があるよ。アメリカでは右側通行だからね。違いがカルチャーショックだよ」と笑います。

 日本で左側通行が正式に採用されたのは1950年。現在もイギリスやオーストラリアなどの国々が同じルールを採用していますが、世界的には右側通行が主流です。そのため、日本の交通ルールは外国人に新鮮に映るようです。

「誰も電話で話したりしないのは行儀がいい」

オーストラリアから来た(左から)アンティさんとエープリルさん【写真:Hint-Pot編集部】
オーストラリアから来た(左から)アンティさんとエープリルさん【写真:Hint-Pot編集部】

「とにかくうるさいです」 オーストラリア人が日本と母国を比べてびっくり 「行儀がいいな」と思った行動とは

 オーストラリアのパースから来日し、長野県白馬村でスノーボードを満喫してきたアンティさんとエープリルさん。日本で最も印象に残ったのは、公共の場所での「静けさ」だと話します。

「パースだったら、なぜか知らないけど叫んだり、大声を出したりする人がいて、とにかくうるさいんです。日本では電車に乗っていても静かで、誰も電話で話したりしないのは行儀がいいなと感じます。私はすごく好きです」と、エープリルさんは言います。

 日本では、公共の場で静かに振る舞うことが一般的なマナーです。とくに電車内だと、スマートフォンでの通話や大声での会話を控えるなど、周囲に迷惑がかからないよう行動します。

 母国では電車やバスの中での会話が当たり前という彼らにとって、日本の“暗黙のマナー”は驚きの連続だったようです。

(Hint-Pot編集部)