カルチャー
ドイツ人「日本の食材専門のお店に行ったら売っているのかしら」 母国でも食べたいほど気に入った調味料とは
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多くの外国人観光客は、日本での食事を楽しみに訪れています。なかには、日本で初めて口にする食材や調味料もあるでしょう。ドイツから日本に初めて来た親子は、母国でも手に入れられるか気になるほど気に入った調味料があったようです。いったい、どんな調味料なのでしょうか。
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都会と自然 両方味わいたいと日本を選択
初めて日本を訪れているドイツ人の母・ハイクさんと娘・リンダさん。2週間滞在し、東京から金沢、京都、大阪をめぐる予定です。
「伝統文化とシティライフ、自然をすべて味わえる国だから日本を旅先に選びました」
そんなリンダさんの言葉に、ハイクさんも共感します。
「鎌倉は自然が多くてとても美しかったですし、神社や皇居も訪れて満喫しています」
そんなふたりには、日本でとても楽しみにしていたことがありました。
「日本食です。これが日本へ来る大きな決め手になりました!」とリンダさん。すでにさまざまな日本食を食べているようです。
「お寿司、ラーメン、和牛……。そして日本といえばケーキなどのデザートです。ホイップクリームとイチゴたっぷりのパンケーキを食べに行きました」
ハイクさんも「お寿司が忘れられません」と夢見心地な表情を浮かべます。
「一番おいしかったのはお好み焼き」
なかでもリンダさんが絶賛していたのは、ドイツではあまり味わえないものだったようです。
「一番おいしかったのはお好み焼きです。ふわふわしていて、上にかかっているソースがおいしかったんです。テリヤキソースはドイツでも馴染みはあるけど、お好み焼きにかかっていたソースはまた違うんですね」
甘味とコクのあるソースがかかったお好み焼きは、訪日外国人からも人気。農林中央金庫が2023年に発表した「5カ国の訪日外国人に聞く 日本の“食”」によると、滞在中に食べた日本食を聞く質問で、「たこ焼き・お好み焼き」は37.0%と4割近い人が食しています。年代別に見ると、29歳以下が最も多く49.2%と半数近くにも上りました。
「日本の食材専門のお店に行ったら売っているのかしら……」
そのおいしさが忘れられない様子のリンダさんは、ドイツ帰国後もお好み焼きを作ってみたいと思っているようです。日本で購入して帰るのが確実かもしれないですね。
(Hint-Pot編集部)