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「おばあちゃんの思いに涙が出そうだった!」 80歳祖母に英語で突然インタビュー 英会話の勉強を続ける理由に感動の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「海外に行った方が良い」 あーぱんがよく言っていた言葉も影響

アメリカ在住経験や英語力を生かし、動画制作やアプリ開発で活躍するKOTAさん【写真提供:KOTA(ko_tarock__in_the_us)さん】
アメリカ在住経験や英語力を生かし、動画制作やアプリ開発で活躍するKOTAさん【写真提供:KOTA(ko_tarock__in_the_us)さん】

 そんなあーぱんの英語に対する姿勢は、KOTAさんにも大きな影響を与えてきました。とくに英語学習に力を入れている家庭で育ったわけではないというKOTAさん。子どもの頃はむしろ英語は苦手で、野球に打ち込んでばかりいました。

 しかし、高校時代に怪我をして挫折し、自信を失ってそのまま引退することに。そこから新たな目標を見つけるため、受験勉強を始めました。そんなとき、あーぱんがよく「海外に行ったほうが良い」と言っていたことを思い出したそう。そして、グローバル化の流れや、妹が海外留学をしていたことなどから英語に興味を持ち、外国語大学への進学を決めました。

「祖母が英語を勉強していることや、世界を旅していることは小さい頃から知っていました。彼女のように英語を話せるようになれば、きっと楽しいし、自信がつくだろうと感じていました」

世界をみられる日本人を増やしたい KOTAさんの挑戦

 その後、アメリカでの社会人経験を経て、日本の良さが海外にほとんど伝わっていないと強く感じたというKOTAさん。その理由のひとつに、日本人全体の「英語力不足」、そしてそれに伴う「自信の欠如」があると思ったといいます。

「日本の教育は、どうしても点数を取ることを重視したインプット中心の詰め込み型です。しかし、世界とコミュニケーションを取るためには、『自分の言葉で話す力』が求められます。これは祖母を見ていても常に感じていました。彼女の素晴らしいところは、恐れずにアウトプットをする力。間違えてもいいから、自信満々に外国人と話す。その姿を見て、『英語は正解・不正解ではなく、伝わるかどうかが大事なんだ』と気づきました」

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「日本人にはもっとアウトプットを重視し、本当に使える英語を身につけてほしい」とKOTAさんは思います。そして、動画クリエイターとして活動する傍ら、AIが文章を添削して解説をしてくれるアプリの開発を始めました。

 こうして生まれたAI英語学習アプリ「DRAWER」。アプリの機能の中には、手書きで英文を作って勉強するあーぱんのために取り入れた、英語の文章をカメラで撮影すると、自動でテキストとして認識され、そのままAIが添削をしてくれる機能もあります。

 英語学習を進めるたびに、KOTAさんはあーぱんのすごさを感じるといいます。今後の目標は「日本の未来の常識を創ること」と、「世界をみられる日本人を増やすこと」。そして、「あーぱんが健康なうちに、彼女を海外にファーストクラスで連れて行くこと」と明かしています。

 大きな目標に向かって、前進を続けるKOTAさん。これからの活躍がとても楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)