人間よりも早く歳を取るねこ。個体差はありますが、ねこは一般的に10歳前後から老化が見られるようになるといわれています。15歳を過ぎるとハイシニア期になり、毛並みや目の色にも変化が。しかし、いくつになっても若々しさを保つねこもいるようです。X（ツイッター）では、今年で21歳になるねこに注目が集まっています。飼い主さんに、詳しいお話を伺いました。

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子ねこのような長寿ねこに反響

「もうすぐ“21歳児”をたくさんの方に愛でていただけて本当にうれしい……」

　そんな書き出しのコメントとともに投稿された写真には、1匹のねこが写っています。つややかな被毛と大きな瞳、白くてきれいな歯が印象的で、もうすぐ21歳というシニアねこには見えません。

　お腹にピンク色の腹巻きのようなものを巻いてもらい、部屋の中で快適に過ごしている様子。まるで子ねこが甘えるような表情からは、飼い主さんからたくさん愛されていることが伝わってきます。

　この投稿には、4.5万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「ずっとご主人様と一緒に幸せに暮らしてください」「なんてかわいい　きれいなねこちゃん　飼い主さんの愛を感じます」「すごくきれいな子で若く見えるからびっくりです」「長生きしてくださいね」などの声が寄せられています。

愛情深いケアで大切に育てられてきた菊千代ちゃん

　話題の写真に写っていたのは、元保護ねこの「菊千代」ちゃん。とても甘えん坊な女の子です。七夕の日が誕生日で、今年で21歳になります。

　子ねこのときの愛らしさを残したまま、大きく成長した菊千代ちゃん。飼い主さんの手に頭を乗せ、甘えながら赤ちゃんような表情を浮かべた投稿も大きな反響を呼びました。今回の投稿には、そのときに集まった“いいね”と多くのリプライに対する感謝が込められています。

「今回の投稿にも、みなさんから『長生きしてね』『うちの子の励みになります』など、本当に温かいリプライばかりで胸が熱くなりました！」

　菊千代ちゃんが20歳になっても若々しさを保てているのは、飼い主さんの徹底したケアの賜物。毎日、健康状態を記録し、ねこの骨格や筋肉のつき方なども勉強しながら菊千代ちゃんにマッサージを行うなど、全力で愛情を注いでいます。

「『こんなに長生きしてくれてありがとう！』という気持ちと『この先も遠慮せずに、もっともっと何年でもうちの子で居続けてね、一緒にいてお世話をさせてね』という気持ちでいます。何よりも、日々を大切に過ごしていきたいと思っています」