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「どれだけ自由に食事ができるのか不安がありました」 カナダ人が日本を満喫 子どもの体調管理で安心できたものとは
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海外での旅行中、体調不良にならないか心配になることもあるでしょう。カナダから訪日している一家のお子さんは、糖尿病と診断されていますが、日本でも当たり前になっているあることのおかげで、体調を崩すことなく旅行を楽しんでいるといいます。それは、どんなことだったのでしょうか。
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念願の東京ディズニーランドとディズニーシーを満喫
お母さんの75歳の誕生日を記念して、日本へ親族とともにやってきたカナダ人のマリアンさん。4人の子どもたちや兄など8人の大所帯で、全員が初めての日本を満喫しています。10日間の滞在中に東京や千葉などをめぐる予定です。
東京では、浅草寺やカピバラカフェなどに足を運びましたが、今回とくに楽しみにしていたのは東京ディズニーランド。マリアンさんは大のディズニー好きで、満面の笑みで感想を教えてくれました。
「ディズニーランドとディズニーシー、両方を1日ずつかけてエンジョイしました。今回の日本への旅は、私が行ってみたくて家族を誘ったのです。みんなで来られてうれしかったです」
子どもが糖尿病を患っていても安心できた日本の食事
家族みんなで日本を楽しむなか、マリアンさんには少し心配なことがありました。
「子どものひとりが数か月前に糖尿病と診断されて、インスリンを投与しています。だいぶ投与にも慣れてきたので旅行ができることになったのですが、日本でどれだけ自由に食事ができるのか不安がありました」
マリアンさんによると、お子さんは食事の内容によって、インスリン投与量をコントロールする必要があるそうです。そこで役立ったのが、食品の「栄養成分表示」だといいます。パッケージの裏面に書いてある日本語の表示を、一つひとつ確認していました。
「旅行前に、栄養成分のチェックがカナダのように日本でもできるのか気にしていました。でも、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで売っているものには栄養成分表示があるので、わかりやすくてとても助かっています」
安堵するような表情で、マリアンさんは丁寧に語ってくれました。大所帯の旅行はにぎやかで、笑いが絶えない様子。お子さんのことを気遣いながら、日本を楽しんでいました。
(Hint-Pot編集部)