外国人観光客が「訪日前に最も期待していたこと」のトップは、「日本食を食べること」。日本の食事は、和食だけでなく、海外がルーツでも日本で独自の進化を遂げた料理など、バリエーション豊かです。アメリカ・ニューヨークから来たハネムーン中の夫婦は、食感に驚いた日本の食べ物がありました。感動した食べ物とはなんだったのでしょうか。

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浅草寺や築地市場など、都内を観光したふたり

　ハネムーンを満喫するため、ニューヨークから来たウィルさんとカーリーさん。日本へ来るのは今回が初めてです。東京と京都で3日ずつ過ごし、その後、バリやシンガポールにも行く予定だそう。

「ふたりともアジアへ来るのは初めて。私たちの周りでは、日本の評判がすごく良かったから決めたの。日本では、なんといっても食べることが楽しみ。期間が短すぎたかもしれない」

　ふたりは浅草寺や築地市場など、人気スポットを観光。なかでも「きれいで素敵だった」と感じたのは皇居周辺だと、カーリーさんは教えてくれました。

日本発祥の総菜パンにびっくり

　日本食をとくに楽しみにしていたふたりに、どんな食べ物が印象に残ったのかを聞くと、「築地市場のマグロやたこ焼き。昨日は懐石料理も食べたの」とカーリーさん。日本ならではのグルメをたくさん堪能した様子です。一方、ウィルさんは、意外な食べ物を挙げました。

「いろいろ食べたなかでは、カレーパンが気に入ったよ。日本のパンってすごくユニーク！」

　ウィルさんが気に入ったというカレーパンは日本発祥。パン生地にカレーを包み、パン粉をまぶして揚げるという独特の製法が特徴で、今では日本のパンを代表するひとつになっています。カーリーさんも、日本のパンはとても印象深かったようです。

「私はココナッツパン。日本のパンは、何が違うのかしら。生地が軽くて、あとすごくフレッシュだと感じる。アメリカにはないと思う」

　日本では、ふわふわとしたやわらかな食感が好まれる傾向にあります。そのため、カーリーさんは、アメリカのパンとは口当たりが大きく異なると感じたようです。

　日本で新たな食の発見をしたカーリーさんとウィルさん。短い滞在期間ではありますが、さまざまな日本食を楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）