多くの魅力にあふれる日本。日本人にとっては当たり前でも、外国人から見るとうらやましいと感じることは、さまざまあります。ノルウェーから2年ぶりに日本を訪れているカップルは、母国ではなかなか気軽にできないことを日本で楽しんでいました。「日本はいいなぁ」と思ったこととは、いったいなんだったのでしょうか。

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2年ぶりに訪れた日本　初めて行った河口湖や姫路城に感激

　2年ぶりに日本を訪れている、ノルウェー出身のアマンダさんと、イギリス出身のジェイミーさん。「お寺や日本のポップカルチャーが好きだから、また来たかったんです」と、アマンダさんは今回の目的を話します。

　今回は2週間の滞在を予定しており、前回行くことができなかった河口湖や名古屋、姫路に足を運びました。

「印象に残ったのは、河口湖。360度見渡して、山も湖も、見る景色すべてが素晴らしかったです」

　アマンダさんは、富士山が望める日本ならではの絶景に感激したようです。一方のジェイミーさんは、姫路城に夢中に。

「姫路がベスト。恋をしました。姫路城は豪華でフォトジェニックだし、お城の周りを歩いても美しい。お城に登れば、街を一望できる。中に入って、階段を登って上がれたのも貴重な経験でした。姫路城に向かう道のりから、すごい数の写真を撮ってしまいました」

ノルウェーは「ビッグマック指数」4位の物価の高さ

　日本の文化に興味津々なふたりは、日本食への探求も尽きません。ラーメンやコンビニグルメなどに舌鼓を打ちました。それと同時に、ふたりには感動したことがあるといいます。

「ノルウェーには、こんなに気軽に外食を楽しめる環境がないんです。だから、日本はいいなぁって。為替に関係なく、外食そのものがとても高いし、あまり行かないです。1人8000円から9000円はします」

　イギリスの経済専門誌「エコノミスト」が発表した最新の世界の「ビッグマック指数」によると、ノルウェーは4位で、ビックマック単品で1000円以上です。一方の日本は44位で480円と、その差は2倍以上に。

「もし、外へ飲みに行くってなったら、家で数杯飲んでから行って、お店では1杯か2杯で帰ってくる感じです。これはイギリスでも同じかもしれないです」

　イギリス出身のジェイミーさんも、アマンダさんの意見に同意。日本は、ノルウェーやイギリスに比べてリーズナブルに楽しめる店が多いだけでなく、おひとり様や子連れなど利用者のタイプや、料理のジャンルによって幅広い選択肢があるのも特徴でしょう。ふたりは日本での外食を思う存分楽しんだようです。

「またすぐ日本に帰ってきたいです。2年後くらいに」と笑ったジェイミーさん。しかし、アマンダさんからは「フライトとか高騰しているから2年後はさすがに……。お金を貯めて、3年後かな」と切実な声が聞こえてきました。3度目の訪日が待ち遠しいですね。

（Hint-Pot編集部）