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「ニュージーランドだったら1500円はする」 外国人が日本で居酒屋を初体験 安さに驚いたものとは
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気軽にお酒や食事が楽しめる居酒屋。メニューが豊富で、日本の食べ物を幅広く体験したい外国人観光客にも人気です。ニュージーランドから初めて日本を訪れている男性3人組は、居酒屋チェーン店で日本ならではのメニューを満喫。そのなかで驚いたものがあったようです。いったい、何にびっくりしたのでしょうか。
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「そんなところ食べるの?」
ニュージーランドの南島から、初めて日本を訪れているケイシーさん、ディオンさん、ハンターさん。3人は同じアマチュアラグビーチームに所属しており、ディオンさんがコーチ、ケイシーさんとハンターさんは選手として活躍しています。
昨年、3人が所属するチームに、日本のラグビーチームに所属する日本人選手が留学してきました。今回は、ともにプレーした日本人選手と再会するために日本へやってきたそう。日本のラグビーを観戦するほか、長野県へスキーに行くのを楽しみにしているといいます。
この日は、初めての大手居酒屋チェーン店で焼き鳥を満喫。「レバーは食べたことがない……。砂肝? ええ! そんなところ食べるの?」と戸惑いながらも、果敢にチャレンジしていました。
「嫌いだから食べない」と言った料理も…
居酒屋の幅広いメニューを楽しむ3人。焼き鳥以外に頼んだ、山芋のステーキが出てくると「これは? Yam(山芋と同じヤマノイモ科のイモ類)? Yamは嫌いだから食べないよ」と、ケイシーさんは尻込みします。日本の食べ物に興味津々ではあるものの、山芋は苦手なようです。
しかし、「これ本当にYam? 僕たちの知っているのとは違う!」とハンターさんが目を輝かせると、ケイシーさんは気持ちが動いた様子。おそるおそる口に入れると、「Yamじゃない。これなら食べられる!」と笑顔になりました。
母国とは違う、日本の山芋のおいしさに驚いたケイシーさんですが、初めての居酒屋ではもっとびっくりしたことがあるそう。それは、3人が楽しんでいたメガジョッキのアルコール飲料の価格です。
「メガサイズが370円なの!? ニュージーランドだったら1500円はするでしょ。普通のサイズでも1000円はするよ」
店によって価格は異なりますが、大手居酒屋チェーンなどでは戦略的にリーズナブルな均一価格にしていたり、飲み放題で多くの種類が選べたりすることが少なくありません。円安の影響もあり、外国人が破格の安さだと感じる飲食店が多いなかでも、とくに低価格だと思えるのでしょう。
うれしそうにジョッキを傾けながら、ハンターさんも「今はとくに円安だから、僕たちにとってはとてもありがたいんだ」と笑顔を見せました。
さまざまな料理とともに、お酒を楽しんでいる3人。飲みすぎには十分に注意して、日本を満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)