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「最高の日本体験」 オーストラリア人が感動 イベントでレクチャーされ喜んだ意外な日本のマナーとは
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多くの場面でマナーを重んじる日本人。外国人観光客のなかには、そうした日本人のマインドに憧れを抱く人が少なくありません。初めて日本を訪れたオーストラリア人の母娘も、日本ならではのマナーに興味津々。ある場面の作法を解説してもらい、感動したようです。いったい、どんなことを教わったのでしょうか。
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「熱燗も初めて飲みました! すごくおいしかったです」
オーストラリア最大の都市・シドニーから来た娘のエレンさんと、母のジョディさん。2週間滞在し、東京を観光したあと、長野県白馬村でスキーを楽しむ予定です。
ふたりとも日本へ来るのは初めてですが、日本のマナーをリスペクト。ゴミ箱が少なくても、街がきれいに保たれていることに驚いたといいます。「日本ではいつも袋を持って外出しなくてはと思っているのに、今日は持ってくるのを忘れてしまいました……」と反省するほど、行動に気を配っているそうです。
そんなふたりは、前日に新宿のバーやカラオケに行くイベントに参加。「日本人の方が案内してくれて、いわゆる日本人のリアルな生活を経験できました」と、ジョディさんはうれしそうに話します。エレンさんも「熱燗も初めて飲みました! すごくおいしかったです」と笑顔が弾けました。
観光庁が2024年6月に発表した調査結果によると、外国人旅行者が訪日中に困ったことの回答で多かった項目のひとつは「施設等のスタッフとのコミュニケーション(英語が通じない等)」で22.5%。前回調査から5%以上増加しているとのことで、日本人の日常を体験したい訪日外国人にとって“言葉の壁”は大きいようです。
そうしたなか、日本人が案内するバーやカラオケホッピングに大満足したふたり。とくに感動したのは、日本人に、お酒の席でのマナーを解説してもらえたことだといいます。
「日本人のお酒のつぎ方とか、マナーや習慣なども説明してくれて、最高の日本体験でした。おそらく今回の旅でベストな体験だと思います」
グラスが空いたらお酌をする、ボトルのラベルは上になるようにして注ぐ……など、日本ならではの細かい作法。日本人でも少し面倒に思えることもありますが、ふたりにはとても新鮮に感じられたようです。
日本のマナーを大切にし、日本人のリアルな日常を経験して喜びを覚えるふたり。残りの滞在でも、日本ならではのさまざまな体験を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)