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「カセットボンベが破裂し、6人がやけど」も 花見やアウトドアなどでの誤った使い方を経産省が注意喚起
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春らしい暖かな日が増え、お花見やアウトドアを楽しむ人も多い季節。屋外で食事をする際には、専用のバーベキューグリルなどがありますが、手軽なカセットコンロを活用する人もいるでしょう。【経済産業省】リコール・製品事故情報(製品事故対策室)の公式X(ツイッター)アカウント(@kochijiko)は、大きな事故につながりかねないカセットコンロの危険な使い方について注意を呼びかけています。
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「カセットコンロ 2台以上並べるのダメ!」
同アカウントは、投稿で「カセットコンロを使用する際、ボンベは過熱すると破裂することがあり大変危険です」と注意喚起。さらに、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による「カセットコンロ 2台以上並べるのダメ!」との見出しの再現映像を添えています。
映像では、2台並んだカセットコンロを覆うように、大きな鉄板がのせられています。火をつけて加熱すると、大きな破裂音とともにカセットボンベが爆発し、破片や鉄板が飛び散りました。近くに人がいた場合、破片や熱い鉄板によって大けがややけどを負う危険もあるでしょう。

お花見など大人数で集まった際には、たくさんの食材を調理することがあります。しかし、普段は安全に使用できているカセットコンロでも、誤った使い方をすると危険を招きかねません。
NITEによると、「屋外でカセットコンロを使用中、カセットボンベが破裂し、6人がやけどを負いました。(2017年・宮崎県/年齢・性別不明/軽傷)」との事故事例が。原因については、「カセットボンベが過熱され、カセットボンベの内圧が上昇して破裂したものと推定されます」と報告しています。
こうした事故を防ぐため、投稿では、「コンロを2台並べない! 大きな鉄板等コンロ全体を覆うような大きな調理器具を使用しない! 正しく使って、楽しい思い出にしましょう」と呼びかけていました。
小さなカセットボンベが大きな鉄板を跳ね上げる、おそろしい爆発の再現映像。引用リポストには、「こんなことする人……いるから動画配信するのでしょうね」「カセットコンロで火起こしも絶対NG」といった声が上がっています。
(Hint-Pot編集部)