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一度に大人数がやけどを負った例も 夏のアウトドア製品の使い方に注意喚起 やってはいけない使い方とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

夏のアウトドアでも活躍するガスコンロ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
夏のアウトドアでも活躍するガスコンロ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもが夏休みを迎え、バーベキューや花火など外でのレジャーを計画している家庭もあるでしょう。楽しい思い出になるように、レジャーで使う製品の取り扱いを正しく理解しておくことが大切です。誤ると大きな事故につながる場合も。政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)は、夏のレジャーでの製品事故について注意を呼びかけています。

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やってしまいがちな誤った使い方に注意

 キャンプやバーベキュー、花火など、火を使うことが多い夏のレジャー。同アカウントは、注意したい5つの事故を紹介しています。

○誤った使い方によるカセットボンベの爆発事故が多発
 火おこしの時短になることから、カセットコンロを使用する人もいるでしょう。しかし、使用法を誤ると大変なことに。「カセットコンロを2台並べたり、コンロを覆うような大きな鉄板や鍋などをのせたりしないでください」と注意を呼びかけています。

 政府広報オンラインのウェブサイトによると、2011年から2021年までの10年間で発生したカセットコンロ・カセットボンベの重大製品事故件数は98件。また、とくに夏に多発し、一度に大人数がやけどを負った例もあります。

 なかでも多いのが、カセットコンロを覆うような大きな鍋や鉄板などの調理器具をのせる使い方による事故です。そうすることで、「鉄板からの輻射熱でカセットボンベが加熱され、ボンベ内の圧力が上昇して爆発につながります」と説明しています。

車に放置したことで事故になる場合も

 アウトドア製品で注意が必要なのは、外で作業をするときだけではありません。

○高温になる車内に、スプレー缶やガスライターを放置しない
 夏の車内は短時間で高温になります。「直射日光が当たるダッシュボードの上などにスプレー缶やガスライターなどを置くと、破裂・爆発の危険性があります」と注意喚起しています。

 種類によって記載されている温度は異なりますが、スプレー缶やガスライターには「直射日光・40度以上の高温になる場所を避けること」などの表示があり、それ以上の温度になると内部のガスが膨張して破裂するおそれがあります。うっかり車内に置いておかないよう注意しましょう。

 ほかにも、着火剤の継ぎ足しによる事故や、花火での子どもの事故、そして夏に出番の多い冷却・制汗スプレーによる事故を紹介。それぞれ取り扱い方法を守り、安全に夏のレジャーを楽しみましょう。

(Hint-Pot編集部)