ねこたちが見せる無邪気な行動や仕草には、言葉では言い表せない癒やしの力があります。そんなねこたちと一緒に仕事ができる会社が、X（ツイッター）で大きな注目を集めています。仕事の休憩中、子ねこが甘えにくる様子には、8万件を超える“いいね”が。投稿した、ねこ大家｜猫のための家づくり（@neko_fudosan）の岡本さんに、詳しいお話を伺いました。

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腕にぴったり寄り添う子ねこが話題

「ねこのいる会社なので休憩中に子ねこが腕と一体化している時間もありました」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、人間の腕にぎゅっと抱きつくように寄り添う子ねこが写っています。前足を器用に使ってしがみつくその様子は、まるで「もう離れたくない」とでも言っているよう。無防備な表情と仕草が、見る人の心をなごませます。

　投稿は8.1万件の“いいね”を集めました。リプライ（返信）には、「幸せすぎますね」「疲れが一瞬で吹き飛びそうです」「癒やされる」「脱力感がたまらないですね」といった声が続々と寄せられています。

遊んだあとは腕の中でお昼寝　天真爛漫なつくしちゃん

　ねこ大家では、ねこ専門の建設業と不動産業の会社を展開。「ねこ可賃貸を増やして、1匹でも多くのねこがおうちで暮らせるように活動しています」とのことで、社内ではたくさんのねこが勤務しています。

　同社にいるねこたちは、保護ねこや地域ねこ、ブリーダー崩壊や多頭飼育崩壊から迎え入れた子たち。年齢も3歳から10歳までとさまざまで、それぞれが会社の一員として活躍しています。

　話題の写真に写っていた子ねこは、生後3か月の女の子「つくし」ちゃんです。社長が、かかりつけの歯科医院の壁の中から保護しました。保護当初からとても穏やかで、天真爛漫な性格。写真が撮影された日も、昼休憩中にソファで寝転ぶ社長に「遊んで」と寄ってきたそうです。

　しばらく遊んだあと、つくしちゃんは社長の首元に移動して、そのまま一緒にお昼寝していたとか。人間を信頼しきった姿に、職場の空気も自然と和らいでいったといいます。

　社員さんたちにたくさんかわいがられ、すくすく成長したつくしちゃん。会社で2か月間過ごしたのち、現在は里親さんのもとで幸せに暮らしているそうです。

　仕事の合間に訪れる、ねこたちとのふれあいの時間。そこでは癒やしと愛情、そして小さな命との大切な関係が育まれていました。

○ねこおおや：https://necooya.com/

（Hint-Pot編集部）