回し続けたもんじゃくんと、ずっと食べていた巾着くん

　装置を回していたのは「もんじゃ」くん。モジャモジャとした見た目が名前の由来です。とても優しく陽気で、誰とでも仲良くできる性格なのだそう。ある日、飼い主さん宅の駐車場に現れ、近所にいるねこ嫌いの人から石を投げつけられているとの話を聞き、飼い主さんが急いで保護しました。

　そんなもんじゃくんの隣にいるねこは「巾着」くん。甘えん坊な性格ですが、信頼した相手以外にはすぐ威嚇する繊細な面もあります。手をけがをしていたため、飼い主さんが保護しました。

　2匹は毎日一緒に寝るほどの仲良し。ときにけんかはするものの、もんじゃくんの穏やかさが関係を支えているのだとか。

　飼い主さんによると、撮影後も10分ほど2匹で協力していたそうですが、拗ねたもんじゃくんは回すのをやめてしまいました。「また、もんちゃん食べられてら（笑）」と思いながら見守っていた飼い主さんはその後、もんじゃくんにこっそりおやつをあげたとのことです。

たくさんの“わんにゃん”とともに暮らすもんじゃくんと巾着くん

　たくさんのいぬやねこたちと暮らす飼い主さん。自動給餌器はSNSで見かけて導入したもので、ねこ用に1台、もう1台はいぬが使用中なのだそう。ねこ用は主に、もんじゃくんと巾着くんが愛用しています。

「我が家には、いぬ1匹とねこ10匹が暮らしています。最年長はいぬの『ポロン』。15歳でみんなのお姉さんです。この子は前の飼い主に『いらない』と言われてうちに来ました。ねこの『大福』と『おもち』の子が『あんこ』『雑煮』『巾着』『こもち』です。ほかに地域ねことして近所にいた『茶々』『もんじゃ』『ちゃんこ』『助六』。この子たちがお外にいる間、心配で心配で……おうちに入ってもらいました」

　さまざまな経緯で飼い主さんのおうちに集まった11匹。にぎやかで楽しい毎日が、末永く続いていくことでしょう。

（Hint-Pot編集部）