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「日本のビジネスマンは楽しんでいるなって」 オーストラリア人が新鮮さを覚えた母国では見慣れない光景とは
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海外旅行へ行くと、その国の文化や習慣に触れ、自分の国との違いに驚くこともあるでしょう。また、街の空気や人々の振る舞いに新鮮さを覚えることも。オーストラリアから初めて日本を訪れているカップルは、早朝に出合った光景に衝撃を受けていました。いったい、どんな場面に遭遇したのでしょうか。
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外での飲食はOK? オーストラリア人が戸惑った日本のマナー
オーストラリアの有名な観光地のひとつ、ゴールドコーストから初めて日本にやってきたヒースさんとアリーさん。10日間の滞在で、東京のほか、長野県白馬村を訪れたそうです。
「まわりの友達が次々と日本に行っていて、帰ってきた彼らから良いことしか聞かないから、私たちも来ました」と笑うヒースさん。白馬村ではスノースポーツを楽しんだそうで、「雪も最高だったけど、日本は何を食べてもおいしいし、何でもそろいます」と大満足だったようです。
ただ、日本では外で歩きながら飲食をして良いのかがわからず、ふたりには戸惑いがあったといいます。。
「日本って、路上とか外で食べても大丈夫なのですか? 誰も食べていないから、もしかしたらダメなルールなのではないかと思ってビクビクしているんです……」
日本では他人に迷惑をかけないことが重視され、公共の場での飲食は控える傾向があります。オーストラリアにはカジュアルな食文化が根づいており、違いを感じていましたが、ふたりは日本のルールやマナーを尊重しようと思ったようです。
スーツ姿で飲酒する日本の文化に驚き
さらにヒースさんたちは、母国ではなじみのない光景を見かけて驚いたそう。
「早朝にランニングしたとき、スーツ姿でお酒を飲んでいるサラリーマンに遭遇しました。あれは夜から飲んでいるのですよね? 夜も、街中で多くの人がスーツ姿でお酒を飲んでいる光景を見て、日本のビジネスマンは楽しんでいるなって思いました」
ヒースさんたちが住む街にあるバーやパブなどの多くは、アルコール飲料の提供が午前0時までと定められているそう。また、スーツ姿はビジネスや特別な印象が強く、日本のように仕事帰りにスーツ姿のままで飲みに行くことはあまりないようです。
「オーストラリアは朝が早いから、開店時間が早くて、閉店も早いんです。東京はどちらかというと夜型ですよね。ショッピングも僕たちからしたら遅くまでやってるところも多いし、楽しめて良いですね」
日本は終電後も営業する飲食店なども多いですが、オーストラリアは朝早くから開店して昼過ぎには閉店するカフェなども多く、朝型文化が主流。日本とオーストラリアで、人々の時間の使い方が異なり、ヒースさんは新鮮さを覚えていました。
「すごく良い時間を過ごしています」と日本のさまざまな文化を楽しんでいる様子のふたり。今度はヒースさんたちが、日本の良さを友人たちに伝えてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)