家の近くにふらっと姿を見せる外ねこに、興味を示す愛猫。どのように心を通わせているのか、飼い主さんは気になるでしょう。X（ツイッター）では、ガラス1枚を隔てて向き合う3匹のねこたちに、多くの人が心を奪われています。思わず仲間に入れてほしくなる光景に、4万件を超える“いいね”が。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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庭に姿を見せた茶白ねこ　2匹の愛猫と「窓越しに会話」

「最近よく我が家を通過するお友達と窓越しに会話中。かわいいおかお　母ちゃんも仲良くなりたい……」

　そんなコメントを添えて投稿された3枚の写真。そこには3匹のねこが写っています。キジ白とハチワレの2匹は飼いねこで、窓辺に並んで横になり、まったりくつろいでいる様子。茶白のもう1匹は窓の外にいて、2匹に会いに来たようです。

まるで窓越しで会話をしているような3匹。1枚目には、ハチワレねこの目をしっかり見ながら話を聞いている外ねこが。続く2枚目には、キジ白ねこのほうに視線を向ける外ねこの姿。その表情はやや困惑しているようにも見えます。

　そして3枚目には、外ねこが窓のフチにちょこんと手をかけて、正面を向いて顔を近づける様子が写っています。その姿は、「飼い主さんはどう思います？」と言っているようにも。3匹でどんな会話をしていたのか、気になりますね。

　投稿には4.5万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「かわいいお友達ですね」「三者会談」「友達になりたそうな目でこちらを見ていますね」といった声が寄せられました。

少しずつ距離を縮めていった3匹

　窓辺にいた2匹の飼いねこは、キジ白の男の子「よもぎ」くんと、ハチワレの女の子「おはぎ」ちゃんです。2匹とも6歳で、仲良く歳を重ねてきました。

　よもぎくんは好奇心旺盛で、家の中でもよくおもしろい行動を見せてくれるなど、元気いっぱい。甘えん坊で優しく、家族の笑いを引き出してくれる存在です。一方のおはぎちゃんは、賢く落ち着いた性格。クールな一面を持ちながら、実はおしゃべり好きというギャップが魅力です。

　飼い主さんによると、写真に写っていた野良ねこは、ここ数か月でおうちの庭に姿を見せるようになった新しいお友達だそう。最初はうなって威嚇していたものの、最近は徐々に警戒心が和らぎ、ガラス越しに見つめ合うようになりました。

「以前はピリピリとした空気感だったのに、お互い警戒しつつも、距離が縮まったように感じます。窓越しに顔を寄せ合って『お互いの日常はどんな感じ？』というような会話をしているように見えて、かわいらしい光景だと思いました」

　外ねこは、よもぎくんやおはぎちゃんと数分見つめ合うと、どこかに立ち去るのが毎回のパターン。そんな外ねこを、よもぎくんとおはぎちゃんは姿が見えなくなるまで目で追っているといいます。

「見えなくなると、少し探すように家の中をうろうろしますが、いないとわかると普段通りにのんびりくつろいでいます」

　警戒心がなくなり、“近況報告”をするまでに仲良くなった3匹。これからも、微笑ましい光景を見せてほしいですね。

○取材協力：はぎもぎむぎ（@kyokotsu_o）さん

（Hint-Pot編集部）