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「何もかもが違います」 イスラエル人が31年ぶりの訪日で驚愕 日本人との交流を期待して持参した手土産とは
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海外旅行では、現地の人との交流も楽しみのひとつ。自国ならではの手土産を用意して、持っていく人もいるでしょう。31年ぶりに日本を訪れたイスラエル人の女性も、知り合った日本人に渡すために、ある手土産を持参していました。いったい、どのようなものを持ってきたのでしょうか。
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31年ぶりの日本 渋谷の変化には驚き
イスラエルからやってきたアロンさんとラビットさん。アロンさんは初めての日本ですが、ラビットさんは31年前に留学していた経験があり、今回はそれ以来2度目の訪日です。当時は東京都杉並区で暮らし、青山にある学校に通っていました。
「31年前と比べると、何もかもが違います」と語ったラビットさん。なかでも、渋谷駅周辺の変化に驚いていました。
「とにかく、すべてのビルが高層ビルになっていますよね。とくに渋谷の駅。どこもかしこも空中の橋でつながっていました」
ちょうど日本を離れたあとに再開発が本格化したこともあり、渋谷駅を中心とした街の変貌ぶりに、改めて時の流れを感じているようでした。
思い出が多い日本へ 母国から手土産を持参
31年前に過ごした日本への思いから、ラビットさんは、母国から持ってきたものがありました。
「日本で知り合った人のために、イスラエルから何個か持ってきたものがあるんです。守護と幸運のチャームなんですよ」
そうラビットさんがバッグから取り出したのは、日本人に渡すためのお土産でした。青と白のイスラエル国旗のカラーで彩られ、青い目のモチーフが描かれた陶器の飾りです。
主に中東、北アフリカや地中海地域などでは「エビルアイ(邪視)」と呼ばれる民間信仰があり、妬みや羨望の視線が災いを招くとされています。ラビットさんは、エビルアイから身を守るためのチャームを手土産として持参。地域によって護符のデザインは異なりますが、イスラエルでは青い目が使われることが多く、相手の幸福や安全を願う象徴的な贈り物として重宝されているといいます。
国や文化が異なっても、相手のことを思いやる気持ちは世界共通。31年ぶりの日本を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)