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「つぶれにくいのがメリット」 悩みがちなパッキング プロが教えるシワがつきにくい方法とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

洋服にシワがつかないようにパッキングするコツとは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
洋服にシワがつかないようにパッキングするコツとは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 ゴールデンウィーク目前! 家族や友人、もちろんおひとり様でも、旅に出る人が多いのではないでしょうか。旅行前に悩みがちなのが、荷物をいかにコンパクトにまとめるかということ。そこで、整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに聞いた「パッキング」のコツを紹介します。場所を取らず、シワにならない洋服のたたみ方について、教えていただきました。

 ◇ ◇ ◇

持参する「カバン」に応じてたたみ方を変えるべし!

 衣類を持ち運ぶ際、気をつけたいのが「シワ」です。旅先で思い出の写真をたくさん撮ろうと、おしゃれな服を用意しても、シワシワになっていたらモチベーションが下がってしまいますよね。

 では、どのようなたたみ方が良いのでしょうか。それを決めるのは、持っていく「カバン」です。

 リュックサックやボストンバックを使う場合、重いものは下に、軽いものは上に詰めるというセオリーがあります。しかし、着替えは通常、1日1度程度しか行わないもの。頻繁に出し入れするものを、取り出しやすい上部に入れたいですよね。

 そんなときにおすすめのたたみ方が、「ローリング式(ロールケーキ式)」です。

ローリング式で同じ厚みのトレーナー上下セットを入れた場合。高さは同じでも横幅がまったく違う【写真:伊藤まき】
ローリング式で同じ厚みのトレーナー上下セットを入れた場合。高さは同じでも横幅がまったく違う【写真:伊藤まき】

 トップスであれば、平らに広げてシワを伸ばし、袖を内側に織り込みます。あとは、裾からきつめにくるくると巻けばOK。ボトムスの場合は、平置きにして形を整えたら左右を重ね、ウエスト部からきつめにくるくると巻きましょう。

 上からほかの荷物の重みがかかっても、巻いてあるのでつぶれにくいのがメリット。伸ばしながら丸めることで、ある程度シワを防ぐことができます。

 また、スーツケースを持参する場合は、衣類を広げて入れることでシワができにくくする「ミルフィーユ式」がおすすめです。ズボンなど重さのある服から順に、服を広げたまま、縦→横の順に重ねて入れていきます。すべての服を重ねたら、スーツケースからはみ出た部分を折り込んで完成です。