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「つぶれにくいのがメリット」 悩みがちなパッキング プロが教えるシワがつきにくい方法とは
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:伊藤 まき
SNSで話題の、コンパクトにまとまるミリタリーロールの活用も◎

「Tシャツやショートパンツばかりだから、シワができても全然大丈夫!」という場合は、かなりコンパクトになる「ミリタリーロール」がおすすめ。SNSにたくさん動画が上がっているので、参考にすると良いでしょう。
1. Tシャツを平らになるように置いて、裾口を10センチほど表にめくり返す
2. 身幅の3分の1を目安に、左右を折りたたむ。袖ははみ出ないように折り返す
3. 襟元側から裾に向かって、くるくると巻く
4. 巻き終えたら、1の折り返した裾口を丸めた部分にかぶせて完成
ビシッと硬めにまとまるので、縦向きでしまうことができ、リュックなどの限られた空間を上手に使うことができます。
デリケートな良い服は専用バッグを使って

しかし、こうした丸めるたたみ方は、丈の長いワンピースや、肩周りをつぶしたくないスーツなど、デリケートな服を持ち運ぶ際は不向きです。ちょっと良い服を持っていきたい場合は、ガーメントバッグなど、専用のバッグを用意することをおすすめします。
ワンピースをどうしてもリュックやスーツケースに入れたい場合は、タオルを丸い筒状にし(ラップの芯など硬い筒状のものも可)、ワンピースを裏返しにしてから、そこへ巻きつけるようにしてローリング式でたたむと、シワができにくくなります(スーツに関してはおすすめしません)。
宿に着いたら、すぐに衣類を取り出し、シワを伸ばしましょう。ハンガーにかけ、シワ取りスプレーか、小型の霧吹きに水を入れて吹きつけ、手でパンパンと叩いてシワを伸ばしながら乾かします。
旅先で、最高のコンディションの自分でいられるように。ぜひ、カバンに合わせた服のたたみ方を極めてみてください。
(和栗 恵)
伊藤 まき(いとう・まき)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize
