何かと必要なものが多い旅行。荷物をわかりやすく仕分けるために、専用のトラベルポーチは便利ですが、普段あまり旅をしないのであれば、宝の持ち腐れになってしまうことがあります。そこで、家の中にあるアイテムを活用してみませんか？　整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに、テクニックを教えてもらいました。

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「イケア」の食品保存袋はサイズが豊富で大活躍

　まだ旅慣れていない頃は、撥水加工が施されたお高めのトラベル用ポーチをそろえて楽しむなどしていました。しかし、数年経つと撥水効果が薄れ、汚れや臭いも気になるように。そして、あまり使わないうちに、処分する羽目になってしまいました。

　その後、旅慣れた方の意見を聞いたり、情報を集めてみたりした結果「家にあるものを適度に活用するほうが、お金がかからず、実は便利だった！」ということが判明。以来、旅の準備でわざわざ買うことはせず、家にあるものを工夫して使用しています。

＜食品保存用袋＞
　活用の幅が広いのが、チャック付きの食品用保存袋です。とくに「イケア」のものはサイズが6種類あり、便利でおすすめです。

　大きなサイズには、服や靴などを。コーディネート別で分けて入れておけば、旅先で時短になります。中くらいのサイズは、化粧品や充電ケーブルなどの収納に。小さいサイズは文具や常備薬の持ち運びにぴったりです。

　また、海外旅行で、紙幣やコインが汚れていてお財布に入れたくないときにもぴったり。プリントが入った袋ならかわいいので、そのままお財布代わりに使えます。

＜食品包装用ラップフィルム＞
　いろいろなものをくるめるラップは、汎用性が高くてとても便利。歯磨き粉や美容クリームを1回分ずつくるんで持っていくと、コンパクトですし、使用後のゴミも少なくて済みます。

＜チャック付きポリ袋＞
　100円ショップで売られている小型のチャック付きポリ袋も、荷物を少なくするうえで役立ちます。美容クリームやシャンプー、コンディショナーなどの液体類を詰めると◎。使う際、端を少しカットすると、絞り出しやすくて便利です。

　また、化粧落とし用オイルや化粧水を持ち運ぶ際にも活躍。コットンに浸しておくと、そのまま使えます。空気をしっかり抜いてからチャックを閉じれば、酸化も防げるでしょう。