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「めっちゃ素敵やん」 高2で出会ったクラスメイトと結婚した80歳祖母 孫に語った馴れ初めに感動の声
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大切な人との思い出は、いつまで経ってもずっと心の中に残っているものです。動画クリエイターで、AI英語日記アプリ「DRAWER」を運営するKOTAさんは、自身のインスタグラムアカウント(ko_tarock__in_the_us)で、80歳の祖母から、今は亡き祖父との馴れ初めを聞いた様子を公開。高校時代に出会ったふりの軌跡に、感動の声が上がっています。
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「彼はとても、かっこ良かったの」
アメリカで2年3か月暮らし、マーケティング会社のプロダクトマネージャーとして勤務した経験もある、動画クリエイターのKOTAさん。現地での体験をもとに、「自分の言葉で英語を作れる力」を伸ばすことに特化したアプリ「DRAWER」を運営し、日本とアメリカそれぞれの素晴らしさを発信するなど、さまざまな活動を行っています。
そんなKOTAさんが尊敬する、80歳の祖母「あーぱん」。中学生時代に初めて英語に触れて以来、途中で中断した時期はあるものの、就職や結婚を経ても英語の勉強を続けてきました。海外で生活した経験はありませんが、KOTAさんと英語で会話ができるほど堪能です。
今回の投稿でKOTAさんは、「おじいちゃんとの馴れ初め」についてあーぱんに英語で質問。「ずいぶん前のことよ」とあーぱんは笑いながら、「もしあの人が今ここにいたら、57年になるね」と振り返ります。
ふたりが出会ったのは高校2年生のときのこと。同じクラスで「彼はテニスクラブに所属していて、よく日焼けをしていて、すごくスポーツマンだった」そうです。スポーツマンが好きだったのか聞かれると、「そうよ(笑)」と即答。「彼はとても、かっこ良かったの」と笑います。
「いつも心はつながっていた気がする」
あーぱんとおじいちゃんが出会ったのは、携帯電話どころか、固定電話の普及率も低かった時代。話すのは学校だけで、ときどき手紙をやり取りしながら交流を深めたそうです。プロポーズについて聞かれると、「いや、その言葉はなかったわ」と話します。
「ただ、つき合いを続けただけ。だけど、いつも心はつながっていた気がする。だから結婚するかもって思った」と、あーぱんはともに歩む人生を確信していたようです。
さらに、「じいちゃんは『彼女になってください』も言っていない?」とKOTAさんが聞くと、「言っていないわね」と笑うあーぱん。KOTAさんは思わず、「どうやって結婚したんだよw」とツッコミます。すると「あ、でもね。一度、大きな出来事があった」と、結婚のきっかけが語られました。
「22歳のときに、彼は大やけどをしたのよ。ときどき彼の家に、お見舞いに行っていた。やけどが全部治ったとき、彼の顔の色は真っ白になっていた。彼の親が私に言ったの『そんな変な顔の息子と結婚できるの?』って。でも迷いはなかったから、『大丈夫』って言った。『彼と結婚します』って」
そうして結婚したふたりでしたが、残念なことにおじいちゃんは病気のため46歳で他界。23年の結婚生活でした。自分が生まれる前に亡くなってしまったおじいちゃんに、「会ってみたかった」と、KOTAさんは思いを馳せます。
「46歳は若いね。それでも、まだじいちゃんは心の中にいるよね?」と聞かれると、あーぱんは「そうね。そのときはもちろん私も46歳だったから、大変なこともあったよ」と、笑顔で答えました。
亡き夫との出会いを振り返る姿に、コメント欄には「めっちゃ素敵やん」「あーぱんさん 本当に大尊敬のスーパーグランマ」「素晴らしいお話、もっとお聞きしたいです」など感動した人たちからの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)