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「ゆでたまご先生が採用してくれそう!」 日用品からできたロボット “お約束”のギミックと躍動感に絶賛の声
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ニューズウィーク誌「世界が尊敬する日本人100」にも選出

造形作家である安居さんは、国内外のアートシーンで高い評価を受けているアーティストです。ニューズウィーク誌日本版で「世界が尊敬する日本人100」に選出されたほか、ニューヨーク近代美術館のショップで作品を販売。また、フィギュア原型や油絵なども手がけ、注目を集めています。
今回の作品は、これまでもたびたび話題になっている「日用品ヒーロー」の新作です。
「売り場でそろばんを見た瞬間に『そろばんをひっくり返して転がした経験を思い出すようなロボ』というアイデアが浮かびました」と安居さん。制作には、4~5日ほどかかったといいます。

長く使われる道具だけに、そろばんは硬く頑丈な素材で作られている印象があります。制作で大変だったポイントを聞くと、「素材が硬いので、切るのが大変でした」とのこと。さらに、「切ったあとのカット面を直角に仕上げる作業も、忍耐力が必要で大変でした」と明かします。
今回もたくさんの反響があったことについて、「いたずら心に対して、みなさん寛容でありがたかったですね」と安居さん。子どもの頃のように、そろばんを計算以外に使っても、叱られることはなかったようです。
実は、4月27日まで行われていた作品展「まぼろしモンタージュ」でも、そろばんロボットを展示。安居さんは「『実物を見ると加工の難しさがよく伝わる』と、たくさんの方から言っていただけたのはうれしかったです」と笑顔で話しました。
身近なアイテムがかっこよく変身する「日用品ヒーロー」など、多彩な作品を生み出す安居さん。これからも新たな作品がお目見えするのが楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)