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「フランスだとそろえるのも大変」「日本らしい感じがしますね」 外国人が持ち帰った意外な日本のお土産とは
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外国人観光客にとって、日本でのお土産選びは旅の楽しみのひとつです。その国ならではの文化や品質を感じ取れる重要な瞬間でもあります。今回は、日本を訪れた外国人たちが「これを持ち帰りたい」と心を動かされた、ユニークで実用的なお土産3選をご紹介します。
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剣道を愛するフランス人が選んだ“本気の防具”
○フランスでは「そろえるのも大変」 日本へ来るのは9回目のフランス人 子どもたちのために毎回、買いに行く意外なものとは」
9度の訪日経験がある、フランス人のフィリップさんとコリーンさん。東京に3週間滞在する予定で、ショッピングや食事を楽しんでいるといいます。
フィリップさんは剣道に魅了され、8年前にはパリに剣道クラブを創設。現在は7歳から72歳までの62人が所属しています。
しかし、フランスでは防具の調達が困難なため、日本に来た際には子どもたちのために竹刀や道着、防具などを購入するのが恒例になっているそうです。
「日本に来たときは、子どもたちの道着や防具を買いに行きます。フランスだと中古の防具などがないので、竹刀や道着をそろえるのも大変なんです」
フィリップさんは、日本の剣道文化とその精神に深い敬意を抱いており、「剣道を一生続けたい」と情熱を語っていました。
「そのペンが人生を変えるかも」アメリカ人の文房具愛

○「日本らしい感じがしますね」 アメリカ人が日本の文房具に感激 時間をかけて選んだお土産とは
5年越しの願いを叶えて、アメリカ・オーランドから日本を訪れたデニスさん。兄夫婦とともに2週間滞在し、東京近郊をめぐる予定だといいます。
そんなデニスさんが、ショッピングで最も時間をかけたのは「文房具選び」。「文房具を見に銀座へ行きました。全フロアを見て、ペンと手帳を買いました」と語ります。
「オンラインで手に入れられるものもあるかもしれないけど、試したり手に取ったりすることはできないし。こういう文房具にこだわるのって、日本らしい感じがしますね」
とくにペン選びにはこだわりがあり、「ペンを使うたびに良い気分になって、人生に良い影響を与えるなら、こんなに良いことはない」と微笑みます。
機能性とデザイン性を兼ね備えた日本の文房具は、訪日外国人にとって魅力的なお土産。デニスさんも「住むのも良いな」と感じるほど、日本の文化に深く感動していました。