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「毎年飾って子どもたちの成長を祝おう」 子どもが着ていたベビー服をリメイク 3児の母が作った鯉のぼりに称賛の声
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子どもが着ていたベビー服。成長とともに着られなくなってしまいますが、大切な思い出として、いつまでもとっておきたいものです。そんな思いで制作されたリメイク作品が、ネット上で注目を集めています。作ったのは、なんと鯉のぼり。制作者さんに詳しいお話を伺いました。
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子どもたちを思いながら鯉のぼりを制作
3人の子どもを育てる制作者さん。子どもたちが着ていたベビー服で、ピンク、イエロー、ブルーの小さな鯉のぼりを作りました。口の部分は白く、大きな目が印象的です。
とくに目を引くのは、鯉のぼりのウロコ。一枚一枚、洋服の柄の部分が上手に使われていて、とてもかわいらしい仕上がりです。しっかりと色味も統一され、制作者さんのこだわりが伝わってきます。
成長とともに着られなくなったベビー服を、見事に大変身させた制作者さん。「思い出のベビー服で鯉のぼりを作った。毎年飾って子どもたちの成長を祝おう」とのコメントとともに作品を公開すると、「すごい素敵で感動しました いつかそのときが来たらアイデア真似させてもらいたいなと思いました」「ベビー服ってとこがいいですね」「発想、センスすべて素晴らしいー!」「毎年思い出せるのいいですね!!!」という声が寄せられました。
捨てられずにいたベビー服 眺められるようにリメイク

子どもたちとの思い出がたくさん詰まったベビー服を、制作者さんはずっと捨てられずにいました。「しまい込んでしまうと眺める機会がなくなってしまうし、かといって実用的なアイテムにリメイクすると、使ううちに汚れてしまうかもしれない……」と悩んでいたそう。
そんなとき、ネットで「ベビー服 リメイク」と検索したところ、ベビー服を鯉のぼりにリメイクするアイデアを発見。参考にしながら、自分で作ってみることにしました。
「参考にした作品はもっとシンプルなデザインでしたが、それをヒントに、私はウロコを一枚一枚、立体的に仕立てる方法を考えました。柄の違うベビー服を組み合わせてもちぐはぐにならないよう、全体の統一感が出るようにバランスを工夫しています」
鯉のぼりに使った材料は、ベビー服11着のほか、ほかのものを手作りしたときに余っていた生地や、100円ショップで購入したもの。1つ作り上げるのにかかった時間について、「資料集め・設計・ウロコの配置検討を含めて3で割ったら10時間弱でしょうか」と明かします。
ベビー服の刺繍の部分を生かすこと、見せたい柄がきれいに出るようにウロコを縫うなど、細部にわたりこだわった制作者さん。とくに難しかったのは、「目玉を丸く縫うこと。フェルトを使えばもっと簡単にできたかもしれませんね」と振り返りました。