日本を訪れる外国人観光客にとって、日本の文化や人々とのふれあいは特別な体験です。念願の初訪日を叶えたオーストラリア人男性は、あるハプニングがあり、そのときに助けてくれた日本人の行動に胸を打たれたといいます。いったい、どのようなことがあったのでしょうか。

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「40歳の誕生祝いも兼ねて」　“行きたいリスト”に入っていた念願の日本

　オーストラリア第2の都市・メルボルンからやってきたナバルさん。妻のクーシュブーさんと息子のアヤンシュくんとともに、初めて日本を訪れました。15日間の滞在を予定していて、これまでに東京や金沢、白川郷、京都をめぐりました。これから大阪、奈良、広島にも行くそうです。

「自分の40歳の誕生祝いも兼ねて来ました。前から日本は“行きたいリスト”に入っていたんですけどね」とナバルさん。クーシュブーさんも、初めての日本旅行をとても楽しみにしていました。

「日本は文化がとてもユニークだし、それに日本の人たちも素晴らしいと聞いていました。日本の人たちの根底にあるもの、たとえばどうやってこのようなきれいな街をキープできているのかなど、私たちにはないマインドを知ってみたいと思っていました。実際に、日本での体験をいろいろしてみたいと思ったんです」

新宿駅でハプニング　日本人に感謝

　日本を満喫するなか、ナバルさんには新宿駅で迷子になるハプニングがありました。クーシュブーさんたちと別行動中で、スマートフォンを片手に困っていると、日本人が助けてくれたといいます。

「僕からヘルプを頼んだわけではないのに、『どうかしましたか？』というような声をかけてくれて、本来僕がいるべき場所、行きたい場所までわざわざ連れていってくれたんです。そういう話、聞いたことはあったんですが、まさか自分の身に起こるなんて驚きでした」

　日本人が持つ思いやりやおもてなしの精神は、世界にも広く知られています。ナバルさんは身をもって体験し、深く感動した様子でした。

　初めての日本でも、安心して旅を楽しめているというナバルさん一家。残りの滞在でも、素敵な思い出をたくさん作ってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）