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どうぶつ

「人間じゃなくてごはんを食べてください」 発情期のリクガメ ユニークな“食事シーン”にほっこり 「愛情が一番のごちそう」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

むしゃむしゃと野菜を食べるカメ【写真提供:カメのぽーちゃん(@kame_popopo)さん】
むしゃむしゃと野菜を食べるカメ【写真提供:カメのぽーちゃん(@kame_popopo)さん】

 カメはそのゆっくりした動きからは想像ができないほど、好奇心旺盛でお茶目な一面がある子もいるようです。X(ツイッター)では、飼い主さんの肘を一心不乱に「パクパク」と噛み続けるリクガメの姿が1.8万件もの”いいね”を集め話題に。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

飼い主の肘を夢中でパクリ!

「人間じゃなくてごはんを食べてください」

 そんなコメントとともに投稿された動画には、おうちの中にいるリクガメが映っています。すぐ隣には、座布団に座った飼い主さんの肘が見えています。

 するとカメは、前足でしっかりと体を支え、目の前の肘に頭をぐっと近づけると、次の瞬間パクリ。大きな口を開けて何度も肘をかじり続けています。カメの思わぬ行動に、見ているだけで笑みがこぼれそうです。

 この動画はXで1.8万件もの”いいね”を集めました。リプライ(返信)には「人間を食べているwww」「ぎゃあああいたそおおおお」「ごはんも大好きですけれど、やっぱりご主人様の愛情が一番のごちそうですよ~!」「はむはむ」など、愛らしい姿に心を奪われる人からの声が続出しています。

発情期には、ごはんより“人間”?

飼い主さんの肘をパクリと食べるぽーちゃん(写真はスクリーンショット)
飼い主さんの肘をパクリと食べるぽーちゃん(写真はスクリーンショット)

 話題になったのは、4歳になるヘルマンヒガシリクガメの「ぽー」ちゃん。飼い主さんとの出会いは偶然だったそうです。

「もともと、いつかはリクガメかイグアナをお迎えしたいなぁという気持ちがありました。たまたま友人に誘われた名古屋レプタイルズワールドというイベントでぽーちゃんと出会いました。その日は見るだけの予定だったのですが、堪らずお迎えしてしまったような感じです」

 ブリーダーさんに「一番元気な子」として紹介されたそう。その紹介通り、性格は「怖いもの知らずで、自分がこの世で一番偉いかのように振る舞います。好奇心旺盛で堂々としており、気分屋で、ねこのようです。図太いとも言います」と話します。

 確かに、話題の動画のように、飼い主さんにちょっかいを出す姿は、まるでねこのようですね。実は、ぽーちゃんが飼い主さんに噛みつくのは初めてではないそうです。とくに最近は発情期のためか、ごはんよりも人間を追いかけることに夢中なのだといいます。

「この日は座ってスマートフォンをいじってたら、部屋をねりねりと歩き回ってたぽーちゃんが後ろからやってきました。そして、私の肘を狙って、頑張り始めたような感じです。私の皮膚ならどこでも良いようで、ズボンと靴下の隙間にチラッと見える、足首の皮膚部分もいつも狙って噛みつこうとしてきます」

 撮影後も、ぽーちゃんの肘への執着は続いたようです。飼い主さんがうつ伏せに寝転がると、ぽーちゃんは腕を噛んでみたり、上に乗ってみたりして遊んでいたとか。しばらく楽しんだあとは、満足したのか再び部屋を練り歩き始めたそうです。

 飼い主さんは、ぽーちゃんに長生きをしてもらうため、食事にも気をつけています。普段は、小松菜をメインにトマト、菜の花、チンゲンサイ、モロヘイヤ、レタスなど3~5種類ほどの野菜を混ぜたものを与えているそう。「専用のフードや果物は、たまにのオヤツです。イチゴやミカンやブドウなど甘い果物が大好きみたいです」と、好みも熟知しています。

 飼い主さんと相思相愛なぽーちゃん。これからも飼い主さんの愛情を受けながら、のびのびと暮らしていってくださいね。

○取材協力:カメのぽーちゃん(@kame_popopo)さん

(Hint-Pot編集部)