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「私たちには重い…」 イタリア人が日本食に期待 悩んだ末に選んだメニューとは
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海外から日本を訪れる観光客にとって、日本食は旅の楽しみのひとつです。自国でも親しまれている料理であっても、初めて“本場”で味わい、その違いに驚く人も少なくありません。初訪日のイタリア人カップルも、食の魅力に期待を寄せていました。日本で最初に食べる料理として選んだメニューとは、いったいなんだったのでしょうか。
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「日本にはずっと来てみたいと思っていた」
イタリアから初めて日本を訪れた、ピエトロさんとラウラさん。12日間の滞在で東京、河口湖、箱根、京都、金沢、大阪をめぐる予定です。
「日本にはずっと来てみたいと思っていたんです」と話すピエトロさん。その隣で、ラウラさんもうなずきます。
「日本の文化はとても魅力的ですから。あと、桜も見たくて……。もう遅い? 残念だけれど、こればかりは仕方ないわ!」と笑顔を見せました。
旅の初日には皇居を訪れましたが、予約なしで見学するには長時間並ばなければならず断念。その後は渋谷へ向かい、にぎやかな街にワクワクが止まらず、夢中になってさまざまなものにカメラを向けました。
母国で日本食を経験済みも、“本場”で味わう日本食に膨らむ期待
今回の旅で、とくに日本食を楽しみにしているというラウラさん。「最初に食べるのは何がいいかしら?」と、初めて味わう“本場”の日本食に、心を躍らせていました。
観光庁の2024年「訪日外国人の消費動向」によると、「訪日前に最も期待していたこと」のアンケート結果では、「日本食を食べること」が最も多い回答でした。例に漏れず、ラウラさんも日本食への期待が大きいようです。
「ラーメン、寿司、トンカツとかはもちろん知っています。トンカツはイタリアで食べたことがありますよ」と、ピエトロさんも日本食に興味津々な様子。ただ、ラウラさんは「トンカツは私たちには重いわね……」と苦笑いを浮かべます。
「ラーメンとか寿司とか、さらっと食べられるものがいいかな。混んでいるのはわかっています! だって、どこでも人がたくさんだもの(笑)」
スクランブル交差点の写真を撮ったあと、ふたりが向かったのは人気ラーメン店。喜びに満ちた様子で、雑踏へ消えていきました。滞在中はぜひ、さまざまな日本食を堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)