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朝食でおなじみ “目からウロコ”キウイのとっておきの食べ方3選 食物繊維やビタミンCがたっぷり
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ゼスプリ本社に潜入! 「ここで働けばキウイが大好きになりますよ」

さて、タウランガ郊外にある名勝マウンガヌイ山の眺望が美しいエリアにやってきました。デザインセンスあふれるビルが建っています。ここは、ゼスプリの本社。おしゃれで、明るいオフィス空間が広がっています。
キウイフルーツの健康効果を研究している同社のポール・ブラッチフォードさんは、本社スタッフがキウイと向き合う姿勢について、「自分たち社員がキウイをたくさん食べて健康でいることは大事なことです。社内セミナーやディスカッションを通じて、キウイの知識を広めています」と強調します。キャンペーン施策で余ったキウイを本社に持ってくることもあるそうで、「トラックが横付けされて、キウイを持って帰ることができます。ここのスタッフはキウイが大好きな人が多いですが、そうでない人であっても、ここで働けばキウイが大好きになりますよ」と爽やかな笑顔を見せます。
さらに、仰天のスタッフ向けサービスが。本社1階にキッチンが併設されたカフェがあるのですが、なんと、カフェの入り口に、キウイの断面をかたどったスタンドが2つ設置されています。
「このスタンドに置いてあるキウイは、『ご自由に』ということで、持ち帰りがOKなんですよ」とポールさん。なんともありがたいキウイ支給の“福利厚生”。この日はグリーンとゴールドが置いてあったのですが、男性社員が「レッドはないんだね」と探しに来る場面も。さすがキウイの会社ですね。
最後に、日本のキウイフルーツ研究の第一人者に、オリジナルレシピを直撃。駒沢女子大学人間健康学部元教授の西山一朗先生です。娘さんが小学生の時にキウイを取り上げた自由研究が、キウイに着目したきっかけ。1999年から研究を続けています。7、8年前に著書を執筆した際にレシピ提案を依頼され、簡単な調理方法と甘い・酸っぱいの食味の観点からいくつか考案したそうです。
まずは「BLKサンドイッチ」。ベーコン、レタス、トマト(BLT)のトマトを、グリーンキウイに置き換えたアイデア料理です。また、ハンバーガーにキウイを挟むと、よりジューシーにいただけるそうです。そして、グリーン、ゴールド、レッドが鮮やかな「3色キウイフルーツサンドイッチ」も出色の出来です。「生クリームで作りますが、代わりにあんを使っても、大福のように味わえるので、おいしいですよ」と太鼓判を押します。
西山先生はジャム作りの名手でもあり、「ジャムは本当にお手軽で、鍋や電子レンジで、1個でも15分ほどで作ることができます。キウイフルーツにはもともと酸が入っているので、レモンは不要です」とワンポイントアドバイスを教えてくれました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・吉原 知也)