食
店頭に並ぶのは一年で2か月限定 赤い果肉のキウイフルーツ グリーンやイエローと何が違う?
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教えてくれた人:和漢 歩実
手軽に食べられることから、朝食にも人気のキウイフルーツ(キウイ)。主にグリーンとゴールドがありますが、春の短い期間に、赤い果肉のキウイも店頭で見かけることがあります。色によって栄養面の違いはあるのでしょうか。栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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ルビーレッドは春先限定のニュージーランド産キウイ
キウイの原産地は中国ですが、1900年初頭にニュージーランドに持ち込まれ、品種改良されて現在のキウイの原種が誕生したといわれています。ニュージーランドの国鳥「キーウィ(KIWI)」にちなみ、この名がつけられたそうです。
日本には1960年代半ばに輸入されるようになりました。現在、国内で販売されるキウイの多くはニュージーランド産ですが、11月頃から和歌山、福岡、愛媛の国産も出回り、キウイはほぼ通年、店頭に並ぶフルーツになっています。果肉が緑色の通称「グリーンキウイ」のほか、黄色い「ゴールドキウイ」が代表的ですが、近年は、果肉や果肉中心部が赤いキウイも見かけるようになりました。
とくに、ニュージーランドのゼスプリが20年かけて開発した「ルビーレッド」は、赤い果肉が特徴のキウイで、ベリーのような甘さが人気。ただし、グリーンやゴールドと異なり、4月から5月の限られた時期にしか店頭に並びません。