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「おじいちゃんがアルツハイマーに」 愛犬と帰省するも…まさかの展開に「不覚にもわろてしまった」の声
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日常の出来事や家族の名前が思い出せなくなるなど、緩やかに記憶や思考力が失われていくアルツハイマー型認知症。祖父が発症したため、すべてを忘れてしまう前にと、愛犬を連れて帰省した際のエピソードが、X(旧ツイッター)で注目を集めています。そこで思いがけない出来事が起きたといいますが、いったい何があったのでしょうか。飼い主さんに詳しくお話を伺いました。
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おじいちゃんに会いに来たけれど…激しく何かを訴えるいぬ
「おじいちゃんがアルツハイマーになったため、忘れられる前にと会いに来たらおじいちゃん側は覚えているのにいぬ側が忘れているし、苦手な人間がいると文句を言われている」
そんなコメントとともに投稿された写真には、おじいちゃんと真っ白なふわふわのいぬが写っています。おじいちゃんはいぬに優しいまなざしを向けているようですが、いぬは落ち着かない様子です。
おじいちゃんのことを忘れてしまったのでしょうか……。警戒心むき出しで、カメラに向かって何かを訴えているように見えます。
投稿は、7.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)や引用リポストには「ワン様が最高にワン様してて好き」「かわいい」「おじいちゃん不憫で不覚にもわろてしまった」「かわいーぬちゃんもおじいちゃんも長生きして」などの声が上がり、癒やされる人が続出しています。
半年ぶりの再会 警戒するも「おやつだけはもらいに行くようになりました!」

おじいちゃんに会いに来たのは、ポメラニアンとプードルのミックス犬「かわいーぬ」ちゃんです。ふわふわの白い被毛がチャームポイントの女の子で、人懐っこい性格だそう。
飼い主さんとかわいーぬちゃんは、半年前に帰省。そのとき、おじいちゃんと対面したかわいーぬちゃんは、なかなか近づこうとしなかったそう。ただ、一緒に過ごすうちに距離が縮まり、おうちへ戻る頃にはすっかり仲良くなりました。
飼い主さんはその後、おじいちゃんがアルツハイマー病を患ったことを知り、かわいーぬちゃんを連れて再び会いに行くことに。おじいちゃんがかわいーぬちゃんを忘れる前に会わせたいという思いがありましたが、予想外のことが起きました。
「前回帰省した際に仲良くなったのですが、もういぬのことは忘れているかもしれないと思いながら帰省したら、忘れている側が逆でした。投稿した写真は、帰省した記念にツーショットを撮りたくてカメラを向けたときのものです」
写真撮影後も、しばらくおじいちゃんに警戒心を示していたというかわいーぬちゃん。少しずつ記憶を取り戻したのか、「おやつだけはもらいに行くようになりました!」と飼い主さんは振り返ります。
この日の思い出は、きっとかわいーぬちゃんの記憶にしっかり刻まれたはず。飼い主さんのインスタグラムアカウント(kawai_inu_san)では、穏やかに暮らすかわいーぬちゃんの様子を見ることができますよ。
○取材協力:かわいーぬ(@kawai_nu_san)さん
(Hint-Pot編集部)