カルチャー
「イギリスよりも長いスカートを履いている」 ウクライナ人が日本で感じた意外な違いと文化
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海外を旅すると、文化や習慣の違いに驚かされることもしばしば。けれど、だからこそ見えてくる“その国らしさ”が、心に残る思い出になります。ウクライナ出身で現在はイギリスに暮らすイリーナさん。大阪・京都・奈良・東京を巡った旅のなかで、彼女が感じた日本の魅力とは。食文化や人々の生活スタイル、そして街角でのちょっとした出来事に、たくさんの驚きと感動があったようです。
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日本食は「カロリーも控えめ」
ウクライナ出身で、現在はイギリスに14年暮らしているイリーナさん。今回が初来日です。家族で選んだ旅行先は、大阪・京都・奈良・東京。その中でも特に心に残ったのが「大阪」でした。
「セルフのアパートメントに泊まったので、とても自由がきいて好きだった」と話します。ホテルではなく、自由な時間管理ができる滞在スタイルが快適だったそうです。
そして何よりも感動したのは、日本の「食」の魅力。日本食は質が高く、価格も手頃で、旅の楽しみのひとつになりました。
「値段も安いから気に入っているの。イギリスよりもずっと安いしね。こちらの食べ物はおいしいし、より良いわ」
また、街を歩く中で、日本人の生活スタイルや健康意識にも自然と目が向いたといいます。
「学生の女の子はイギリスよりも長いスカートをはいているし、日本人のほうが身長が低い気がする。あまり太っている人もいなくて、食べ物のカロリーも控えめだから、もっとたくさん食べられる感じがするの。箸を使うと、早く満腹になるからなのかな」
イギリスでは、学校や地域によって制服のスタイルはさまざまですが、特に都市部では、より短めのスカートを選ぶ生徒も少なくありません。
また、日本の食文化が自然と健康につながっているのではないか、という気づきもあったようです。
「運動も盛んで、たくさんジムがあって、フィットネスやマッサージも人気なんだと思う。たぶん、イギリスよりもこっちのほうがはやっている気がするよ。それから、日本の人たちはあまりギャンブルをしない印象もあるわね」
大阪でのちょっとした出来事も、心に残る温かい思い出となりました。
「たばこの自動販売機を見ていたら、通りがかりの男性が『コンビニで買える』と教えてくれて、とても親切だったわ」
異国の地での出会いや発見は、旅のだいご味のひとつ。日本で過ごした日々は多くの気づきと驚きにあふれた特別な時間になったようです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)