どうぶつ
「信じられないほどピンボケした」 保護ねこをお迎えして初めての“ボニャール”ポーズ まさかの一枚に驚きの声
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ねこが伸びの姿勢をするのは、リラックスしている証拠。お迎えしたばかりの保護ねこの貴重な一瞬を撮影しようとしたものの、失敗してしまった写真がX(ツイッター)で大きな話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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ピエール・ボナールの有名作とそっくりのポーズを撮影したかった飼い主さん
「ボニャールだぁ~! と思い慌てて写真を撮ったら、信じられないほどピンボケした」
そんなコメントの通り、投稿にはまったくピントの合っていない一枚の写真が添えられています。中央には、ねこ用ベッドのような場所に立ち、体を弓なりにして伸びをしているねこのシルエットが見えます。
ところが、全体的にぼやけているため細部は判別できません。くるりと巻かれたシッポはかろうじて確認できます。
飼い主さんはどうやらSNSで流行っている、通称“ボニャール”のようになった愛猫の写真を撮りたかった様子。これは、フランスの画家ピエール・ボナールの有名作「白いねこ」と同じように、思いきり伸びをしたねこの状態をいいます。伸びをするのは一瞬のことですから、飼い主さんが焦ってしまったのも無理はありませんね。
この投稿は、2.6万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)や引用リプライには「画像がまだ読み込みきれていないと思って、しばらく指を止めたのは俺だけではないはず」「ボヤールってか」「こんなにボヤけていてもかわいいとわかるのはすごいな」「肖像権に配慮した現代ボニャール」など、ユーモアたっぷりの反応が寄せられています。
ムウくんは3か月前にお迎えされたばかり

飼い主さんがピンボケさせてしまうほど、焦ったのには理由がありました。愛猫の「ムウ」くんは3歳の男の子で、保護主さんの元から先月お迎えしたばかり。少し臆病な性格で、まだ新しい環境に慣れておらず、おもちゃのトンネルの中などに隠れて過ごすことが多いそうです。
そのため、こうして“ボニャール”ポーズになったのを飼い主さんが見るのは、話題の写真を撮影したときが初めてでした。この直前まで、飼い主さんは寝ているムウくんを優しく撫でていたそうです。
すると、ムウくんは突然立ち上がり、伸びをしたため。飼い主さんは急いでカメラを構えましたが、焦りすぎてマクロモードになってしまったそうです。
「どうしてもピントが合わなかった一枚が悔しくて投稿しました」と飼い主さん。残念ながら、今のところムウくんの“ボニャール”姿を見かけておらず、撮影ができていないそうです。
飼い主さんの深い愛情に包まれて、ムウくんはこれからきっともっとお家が大好きになっていくはず。リラックスした姿を見せてくれる日も近いことでしょう。次こそは、満足のいく“ボニャール”写真が撮れるといいですね。
○取材協力:らいあん(@allian7)さん
(Hint-Pot編集部)