ねこの一瞬の動きを切り取る、“ねこ写真家”の小野一俊（@kazutoshi_ono_）さん。窓辺で光に包まれて舞う愛猫を撮影した一枚が、X（ツイッター）で1.3万件もの“いいね”を集め、大きな話題になっています。まるで羽衣をまとった天女のような姿は、どのように撮影されたのでしょうか。詳しいお話を伺いました。

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光とカーテンが織り成す“美ねこ”の天女のような舞

「天女の羽衣」

　そんなコメントとともに投稿された写真が、注目を集めています。光が差し込む窓辺で、ふわりと舞い上がるようにジャンプするねこ。その体は、やわらかな白のレースカーテンに包まれています。

　レース越しに浮かぶ淡いシルエット、床を蹴る白い足、ピーンと伸びたシッポ。まるで風と戯れながら舞い降りたようなその姿は、天女という言葉がぴったりです。

　投稿は、なんと1.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「華麗に舞ってますね。シッポでバランス取ってるのかな」「羽衣と闘ってる!?」「大変だ！　天界へ飛んでいってしまいますよ!!」「かわいいニャー」「ピーンッのシッポとピョコンの後ろ足がキュートな天女ですねぇ～」など、多くの声が寄せられています。

カーテン越しの幻想的な一瞬…撮影の裏側を聞いた

　天女のような姿を見せたのは、元保護ねこで3歳の女の子「ウミ」ちゃんです。ウミちゃんは、本物の狩りに見立てた遊びが大好き！　軽やかな身のこなしからも、活発な子であることがうかがえます。

　話題になった一枚は、小野さんとウミちゃんがカーテン越しにネズミのおもちゃで遊んでいた際、撮影されたそうです。

「ウミちゃんが偶然、カーテンをかき上げた瞬間に撮影しました。光が当たって、体のラインがきれいに出ているなと感じました」

　この幻想的な一枚を撮影したあとも、ウミちゃんの狩猟本能は止まりませんでした。小野さんによると、「左のほうに行ってしまったおもちゃを追いかけて、猛然とダッシュしていきました」とのこと。天女の姿から一転、獲物を追う野性味あふれる姿へと変わったウミちゃんが目に浮かびます。

“ねこ写真家”の小野さんは、コンテストでの受賞経験が多数あります。7月18日（金）から銀座富士フォトギャラリーで開催される「ねこ写真展2025」にも参加予定で、魅力的な作品が数多く展示されるそうですよ。

（Hint-Pot編集部）