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「トラウマだらけや」 退職代行のプロが“本当に重い”と感じる退職理由 あり得ない事例の数々に憤りの声
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コンプライアンスが重視される現代でも、“ブラック企業”と呼ばれる会社があとを絶ちません。退職支援事業「モームリ」を展開する株式会社アルバトロスは、公式X(ツイッター)アカウント(@momuri0201)で、これまでの多数の依頼のなかから「“本当に重い”と判断した退職理由」を公開。あまりにも深刻な実態の数々に、驚きと非難の声が上がっています。
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業務中のけがに「『嘘を言え、労災は出せない』と言われた」
やりがいを持って働ける企業も多いなか、健全とはいえない職場環境も存在します。そうした場合、心身の健康を守るため、退職を決意する人も多いでしょう。
同アカウントでは、日頃から退職代行実績数とともに特記事項として、さまざまな事例を紹介しています。そんな同社が3日、「3万7690件の退職理由を見てきたモームリが“本当に重い”と判断した退職理由」11件を投稿。なかには、思わず目を疑うようなものもありました。
「一緒に働いている先生が子どもに対して耳を掴んだり、ティッシュ箱を投げたり、手首をガムテープで縛ったりと、一緒に働いているみんなが罰せられるような教育をしているのが怖い」(20代女性・教育関連)
「仕事中にけがをし、上司に報告したが『嘘を言え、労災は出せない』と言われた」(50代女性・清掃業)
「事故を起こしても保険が効かない。アルコールチェックで陽性が出たドライバーが普通に運転している」(20代男性・運送業)
「結婚前に『彼氏がいるからすぐ妊娠する』などのセクハラまがいの話をほかのスタッフとしているのを聞いた」(30代女性・飲食業)
「『辞めるって言ったらぶっ殺す』『ボコボコにする』『警察に捕まるのなんて怖くねぇから家族ごとぶっ殺してやるよ』など言われる」(20代男性・建築・建設業)
事例によると、子どもたちへの体罰、セクハラ、脅迫ほか、許されないことが常態化している様子。また、アルコール検知器で陽性が出ても運転業務をさせるといった行為は、大きな事故につながりかねません。
こうした職場が存在することに、リプライ(返信)には「こりゃ、ひでぇや!」「脅迫罪に該当しそうな理由があってびっくりする」「トラウマだらけや」「これは(退職代行を)使わないと命を刈り取られますね」など、憤りの声が数多く寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
