ユニークな姿で人間を驚かせることもあるねこ。その姿はときに、なんの生き物なのか瞬時に判断がつかないことも。そんなねこを写した写真に、「#ギリギリネコ判定選手権」とのハッシュタグをつけた投稿が、X（ツイッター）で話題になっています。別の動物になりきったあるねこには、なんと6.9万件もの“いいね”が。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

「ギリギリネコ判定選手権」に投稿された“かなりシカ寄りなねこ”

「かなりシカ寄りではあるが……ねこだと思うんだよね」

　そんなコメントとともに投稿された写真に写るのは、ソファに横たわるキジトラねこ。後ろには、立派な角を持つシカが描かれたクッションが置かれています。

　ねこがいることで、ちょうどシカの顔が隠れていて、まるでねこに角が生えているよう。顔の横からは大きな耳が2つ見えており、鮮やかなグリーンの目も印象的です。きりっとした表情を浮かべながら、神秘的な雰囲気を漂わせています。

「ギリギリネコ判定選手権」とのハッシュタグを添えて投稿されたこの一枚は、6.9万件もの“いいね”を集める大反響を呼びました。リプライ（返信）には「ニャウシカだ」「はまりすぎ」「なんだろう……拝みたくなる……神々しい」「能あるねこは角を隠す？」「絶妙な、シカねこですね」など、ユーモアあふれる声が次々と寄せられています。

クリスマスになるとシカに“変身”するゆきちくん

　写っていたのは、今年で10歳になる男の子の「ゆきち」くん。甘えん坊な性格で、家族の誰に対しても甘えるアイドル的存在です。

　ある日、Xのタイムラインで「ギリギリネコ判定選手権」のハッシュタグを発見したという飼い主さん。「これは（ブームに）乗らないわけにはいかない！　と鼻息荒くなりました（笑）」と語ります。話題の写真は、クリスマスに撮影されたものだそう。

「実は、これはシカが描かれたクッションカバーです。毎年クリスマスにこうやって撮るのが恒例になっていて、ゆきちもそれをわかっているのか、カバーを出すといい感じのポジションに座ってくれます！」

　ちなみに、撮影後のゆきちくんは「得意げです（笑）」とのこと。飼い主さんの意図をしっかり汲み取ることができ、大満足だったようです。

　ゆきちくんとの時間はもちろん、プラモデル作成の趣味も満喫している飼い主さん。模型コンテストの「模コン2024」では、ファイナリストに選ばれた経験もあります。

　お互いの時間を大切にしながら、幸せいっぱいな日常を過ごす飼い主さんとゆきちくん。今年のクリスマスも、シカになったゆきちくんを見られるのが楽しみですね。

○取材協力：なみお（@wavemomchan）さん

（Hint-Pot編集部）