成猫に比べて、ふわふわな毛質をしている子ねこ。華奢な体も相まって、別の生き物のように見えることがありますよね。そんな子ねこ時代のユニークな一枚がX（ツイッター）に投稿され、話題になっています。3.7万件もの“いいね”が集まった写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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振り向いた姿がそっくり！

「小さいときイヴちゃまはねこじゃなくてフクロウだったんだなぁ（？）」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、椅子の肘かけに座る子ねこが写っています。ふわふわの被毛とペタッと寝かせた耳が、まるで木に止まっているフクロウのようです。クリクリした瞳でカメラに向かって振り向く姿からは、その雰囲気がより出ています。

　この写真がXで公開されると、3.7万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「おみみ大きくてかわいいですねえ」「ファンタジーの生き物感出てますね　ドキドキ」「神秘的な生き物に見えますにゃ」「耳毛かわいらしいにゃ」「美男子すぎ」など、さまざまな声が寄せられています。

悲しいお別れを経て、イヴくんと運命の出会いを果たした飼い主さん

　注目を集めたのは、サイベリアンで2歳の男の子「イヴ」くんです。飼い主さんはイヴくんをお迎えする前に、悲しいお別れを経験しているそう。

「実はイヴをお迎えする前に、サイベリアンの男の子をお迎えしました。Xのアカウントもそのときに作ったものです。しかし、お迎えして1週間ほどで原因不明の突然死をしてしまいました」

　運命を感じて、何か月も待ってようやくお迎えした子だったため、「二度と生き物はお迎えしない」と思うほど、ショックが強かったという飼い主さん。しかし、配偶者さんがねことの暮らしを諦め切れず、「白いねこの夢を見た」と言って見つけてきたのがイヴくんだったそうです。

「実際には、そこまで白くはなかったのですが……（笑）。イヴをひとめ見て、すぐにお迎えを決めました」

　悲しすぎるお別れを経験したため、何かあればすぐ病院へ、イヴくんが鳴けば何事かと駆け寄ってかまったり遊んだりと、飼い主さんたちは愛情をたっぷり注いでいます。

「もともと頭がいい猫種ということもあり、飼い主たちが何をすれば動いてくれるのか、こうすればおやつをくれるというのを早々に学習してしまい、わがまま王子ができあがりました……」

　イヴくんは、シャンプーのあとやお留守番が長くなってしまったときに、ごはんをボイコットするそう。そうなると飼い主さんが手であげないと食べませんが、基本的には食べることが大好きなので、なんでも食べてくれるそう。「冷蔵庫の扉をカリカリしたり、冷蔵庫にすりすりしてるのを見たときは、飼い主たちがちょっとショックを受けました（笑）」と、飼い主さんは笑って教えてくれました。