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どうぶつ

「ここは天国ですか」 イギリスの庭を駆ける3匹の元保護ねこ 幸せいっぱいの光景に大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

イギリスのバラ園を駆け回る3匹のねこ

イギリスの庭で追いかけっこをするねこたち(画像はスクリーンショット)
イギリスの庭で追いかけっこをするねこたち(画像はスクリーンショット)

 軽快な動きを見せた黒ねこは「ルーシー」ちゃん。推定3歳の女の子です。そして、最初にルーシーちゃんを追いかけたサバ白ねこは、推定4歳の「タビサ」ちゃん。最後に登場したのが、推定4歳の「クイニー」ちゃんです。

 保護ねこ団体から一緒に迎えられたという3匹。飼い主さんによると、当初は1匹だけお迎えするつもりだったそうですが、3匹が“ねこ団子”状態でいる写真を見て心奪われ、迎えることを決めたといいます。当時、ルーシーちゃんは生後半年ほど、タビサちゃんとクイニーちゃんは生後1歳弱でした。

 そんな3匹はきょうだいで、とっても仲良し。飼い主さんによると、追いかけっこは朝の日課だそう。

「ねこたちは朝、庭に出ると、だいたいは毛づくろいのあとに用を済ませたり、虫を追ったり、排水溝を覗いたりして遊んでいます。そのうちに、ふとスイッチが入ったように追いかけっこを始めます」

 しかし、この追いかけっこは長く続かないとか。「隣の庭に駆け込んだり、追いつかれて戯れたり、けんかになったり、家の中に逃げ込んだりして終了です」と飼い主さんは話します。

庭を散歩する(奥から時計回りに)クイニーちゃん、ルーシーちゃん、タビサちゃん【写真提供:白田あや(@shirataaya)さん】
庭を散歩する(奥から時計回りに)クイニーちゃん、ルーシーちゃん、タビサちゃん【写真提供:白田あや(@shirataaya)さん】

 ちなみに、ねこが庭と家を自由に行き来できる環境は、イギリスの一般的な飼育スタイルです。集合住宅ではもちろん室内飼育になりますが、保護ねこ団体からお迎えする際には、「安全な環境で庭に出入りできる家」という条件がついている場合も多いそうです。

「我が家もそれで、ねこが自由に出入りできるマイクロチップ認証式のキャットフラップ(ねこ用ドア)を設置しました。イギリスでは、家屋と庭の構造が日本とだいぶ異なります。地域によりますが、キツネやハリネズミ、野ウサギなどの野生動物が庭に現れることも珍しくありません。よその家の飼いねこが庭を行き来することに、寛容でいてくれる人は多いように思います」

 ただし、夜間は屋内に入れるよう推奨されているそう。3匹の場合、春から夏にかけては、家と庭を行き来できる時間帯を朝の8時から午後6時頃までと決めています。

「でも、庭で遊んでいるのは、だいたい午前中と夕方だけ。家の中や庭のビニールハウスのキャットタワーで寝ていることが多いです」

 美しい植物たちに囲まれ、のびのびと暮らしている3匹。飼い主さんは自身のブログ「英国紳士と国際結婚@ロンドン」でも、3匹のねこたちの日常を紹介しています。

○取材協力:白田あや(@shirataaya)さん

(Hint-Pot編集部)