どうぶつ
野良猫が“添えられた”盆栽 珍客に約4万人がほっこり「表現が素敵」
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古くから梅の名所として知られる三溪園(神奈川県横浜市)。春先は種類豊かな約500本の梅が出迎えてくれます。そんな風光明媚な三溪園では現在、「第21回観梅盆栽展示会」を開催中。その会場にちょっと変わった“お客様”がやって来たそうです。投稿者の弥生大可寒(マールス・カガン)(@kimovoticus)さんに詳しいお話を伺いました。
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「第21回観梅盆栽展示会」会場に紛れ込んだ猫
「お客さんが『猫がいる!』って笑ってるから見にいったら、三溪園賞の席に野良猫が飛び込みで添えられてて草」
そんなメッセージとともに、ツイッターへ投稿された2枚の写真。そこには、見事な梅の盆栽の横に、キジトラ猫の小さな背中がちょこんと並んでいます。「ちょうどいい位置にすんなり収まっていたので、これはこれで風情があるな」と思ったという弥生大可寒さん。猫は「三溪園賞」と書かれた札をおしりで支えているかのようにも見えるポーズで、なんとも気持ち良さそうにお昼寝しています。
投稿は大反響を呼び、なんと3.9万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「猫が添えられているという表現が素敵です」「まったくできないけど水墨画で描いてみたい光景ですね(笑)」「尊い」「最高」など、たくさんのコメントが寄せられました。
展示終了少し前に優しく逃がしてあげることに
撮影したのは2月13日、午後2時半頃のこと。弥生大可寒さんは、猫が現れた「第21回観梅盆栽展示会」を主宰する横浜三溪園皐月会の会員の一人で、この日は運営スタッフとして会場にいました。
「猫はおそらく昼頃からいて、発見時点からさらに1時間ほどは寝ていたと思います。午後4時に展示が終了すると棚を閉め切ってしまうので、その終了時間少し前、盆栽や猫が傷付かないように棚から逃がしました」
この日は雨だったため、猫はつかの間の雅なお昼寝を楽しんだようです。「第21回観梅盆栽展示会」は、横浜三渓園外苑中央広場(神奈川県横浜市中区本牧三之谷)にて19日(金)まで開催。約30点の盆栽を展示しています。展示時間は午前9時から午後4時(最終日のみ午後3時)。即売や盆栽相談も受け付けています。
(Hint-Pot編集部)