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エリザベス女王 メーガン妃とヘンリー王子に“称号”を使わなかった本当の理由とは
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声明文で「ハリーとメーガン」とふたりを呼んだ真意
サンドリンガムで行われた家族会議の後、エリザベス女王の公式声明文で、女王がメーガン妃とヘンリー王子を「ハリーとメーガン」と呼んだことについて様々な憶測が飛び交っている。“サセックス公爵と公爵夫人”という称号を使わなかったのはなぜか? すでに称号を取り上げたという示唆なのか? 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に“事情通”の王室専門家が「女王の真意」を語った。メーガン妃は現在カナダにいて、女性を支援する施設を訪れたとされている。またビクトリア・ハーバー空港でフードをかぶって歩いているところも目撃されていた。
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王室関連のコメンテーターで知られるリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、声明文の中で女王が称号を使わずふたりを「ハリーとメーガン」と呼んだことについて、「称号を取り上げるという示唆ではありません。単にふたりに対する親近感を表現するためにこのような呼びかけを選ばれただけです」と解説する。
しかし同時に、女王がメーガン妃とヘンリー王子の要望を全面支援せざるを得なかったことについては、夫妻が事前に相談せずにSNSを通じて「主要王族から退く」という声明文を発表したことで問題が公となったため、「他に選択の余地がなくなってしまった」と語る。
ただし、今後もメーガン妃とヘンリー王子が希望するチャリティの後援継続や、パートタイムのような公務続行ついては「線引きが難しく、最終的には王室からの引退という形になりそうだ」と発言。一方的に自分たちの要望を公開して、英国とカナダの行き来を認めさせた形になったメーガン妃とヘンリー王子だが、このリチャード氏の発言からすると、この先は徐々に英王室から“姿を消してゆく”運命にあるようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)