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「アメリカではその逆が多いから」 アメリカ人が大興奮 日本と母国の意外な共通点とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「ART CLUB 1995」と刺繍されたキャップを被る、妻のリネルさん(画像はスクリーンショット)
「ART CLUB 1995」と刺繍されたキャップを被る、妻のリネルさん(画像はスクリーンショット)

 独自の感性やデザイン性で、世界的にも高く評価されている日本のファッション。洗練されたフォーマルスタイルから、個性豊かなストリートファッションまで、街を歩くだけでおしゃれの多様性を感じられるのも日本の魅力のひとつです。そんな日本を何度も訪れているアメリカ人YouTuberのジェイソンさんは、旅の途中で日本人が着ている服を見て、思わず笑顔になったことがあったそう。印象的だった理由とは、何だったのでしょうか。

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リネルさんが思わず購入してしまったもの

 すでに7回も日本を訪れたことがあるジェイソンさん。妻のリネルさんとともに、全国各地をめぐるなかで発見した日本の魅力を、「【外国人が感動】日本が大好きになる50の理由」という動画で発信しています。

 ジェイソンさん夫妻は、意外なものにも注目しています。それは「服に書かれた英語」です。

「いろんな店で見かけたのが、帽子やTシャツなどに書かれた英語のフレーズです。いつもユニークでおもしろい言葉が書かれていて」と話すジェイソンさん。リネルさんも、「思わず笑ってしまうようなものも、たくさんありました」と同意します。

 そんなリネルさんは、日本で「ART CLUB 1995」と刺繍されたグリーンのキャップを購入したそうです。直訳すれば「美術部 1995」。リネルさんは「ちょっとおもしろいなと思って」と、笑いながら話していました。

シャツに書かれた「ユタ」に反応

 一方、ジェイソンさんが驚いたのは、街中で出会った子どもが着ていたTシャツです。そこには「ユタ(Utah)」とプリントされていました。

「実はユタ州は私の生まれ故郷なんです。だからそのシャツを見たときに『ユタだ!』って思ってちょっとうれしくなってしまって、その子は私見て少し驚いていましたけど。ただ自分の出身地の名前が書かれたシャツを見かけて、興奮していただけなんです。まさか日本でそれを見られるなんて思っていませんでした」と、ジェイソンさんは興奮気味に説明します。

 さらに、こうした現象について「ユニークだなと思ったのは、アメリカではその逆が多いからです。アメリカ人は日本語の文字が入ったシャツをよく着ていますよね。だから日本で、その逆を見るのはおもしろかったです」と、意外な共通点に気づいたようです。

 意味を理解して着ている人もいれば、デザインのおもしろさから手に取る人もいるでしょう。言語が国境を越えて、ファッションの一部として親しまれていることに、ジェイソンさんは遠く離れた日本とアメリカの意外なつながりを感じられたようです。

 動画のコメント欄には、「日本愛が伝わります」「日本を好きでいてくれてありがとう」「最高の夫婦だと思っていつも見てます」など、感謝の声が多数寄せられています。日常に溶け込んでいる何気ない一枚のTシャツが、思わぬ形で文化をつなぐこともあるようです。

(Hint-Pot編集部)