どうぶつ
「泣けてきちゃうよ」 大好きなおじいちゃんとおばあちゃんが3か月差で天国へ…柴犬の行動に涙
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柴犬は強い忠誠心を持ち、飼い主との絆が深いことで知られています。X(ツイッター)では、大好きなおじいちゃんとおばあちゃんを見送った柴犬が取ったまさかの行動に、感動の声が上がっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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5歳で現在の飼い主さん家族に引き取られたさすけくん
初対面の人とでもすぐに仲良くなれるほど、とても穏やかな性格だという10歳の柴犬「さすけ」くん。現在の飼い主さんご家族との出会いは、5歳のときでした。
先代の柴犬「もみじ」ちゃんを看取った飼い主さんは、里親募集サイトでさすけくんの情報に目を留めたそう。もみじちゃんが縁をつないでくれたと思った飼い主さんは、さすけくんを引き取ることにしました。
飼い主さん夫婦と息子さんや娘さん、そしておじいちゃんとおばあちゃん、6人の愛情を一身に受けて大切にお世話されたさすけくんは、すぐに新しい生活にも慣れていきました。とくに、一緒に過ごす時間の多かったおじいちゃんとおばあちゃんとは、深い絆で結ばれていたようです。
「きっと、おじいちゃんとお話ししていたんだと思います」

ところが、さすけくんに悲しい別れが訪れます。今年3月、おじいちゃんが病気で亡くなりました。
飼い主さんは当初、さすけくんがいたずらをしてしまうのではないかと心配し、祭壇がある部屋に出入りできないようにしていたそうです。
おばあちゃんが入院していたこともあり、生前はよく「昼間はさすけとふたりだけだからな」と言っていたというおじいちゃん。そのため、さすけくんがおじいちゃんのそばへ行けるように、柵を設けて工夫することにしました。
「初めて入室したとき、さすけは祭壇の前におすわりをして、しばらく見つめていました。きっと、おじいちゃんとお話ししていたんだと思います」
さすけくんが祭壇にいたずらをすることは一切なく、柵もほどなく撤去されることに。すると、大好きなおじいちゃんに寄り添うように、祭壇前に置かれた座布団の上で、丸まって過ごすようになりました。