楽しい時間を過ごしたあと、家に帰りたくない……と思うのは人間だけではありません。X（ツイッター）では、帰りたくない気持ちを全身で表現するいぬが話題になっています。そんないぬのそばにはおじいさんが。“ふたり”の癒やしあふれる光景に、1.2万件もの“いいね”が集まっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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大好きなご近所さんの家から帰りたくないいぬ

「帰宅拒否」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、1匹のいぬとおじいさんが写っています。“ふたり”は、家の庭で過ごしている様子。ただ、いぬは庭に置かれているベンチに“伏せ”の状態で隠れていて、出てくる気配がありません。

　その様子を、おじいさんが優しく覗き込んでいます。ベンチの下から覗くいぬの顔は、なんとも寂しそう。どうやら、いぬはおじいさんのそばを離れたくないようです。

　いぬとおじいさんのほっこりする場面が公開されると、1.2万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「かわいい」「確固たる意志を感じる」「大好きやもんな」「『まだおじいさんのおうちにいるぅ……』と聞こえてきたような……」「強い意志？　意地？　みたいなものが伝わりすぎてかわいい」など、さまざまなが寄せられています。

「人間だけで盛り上がっていたので、いじけていたのだと思います」

　まだ帰りたくないと訴えていたのは、アメリカンコッカースパニエルとトイプードルのミックス犬で3歳の「かまぼこ」くん。人懐っこく、甘えん坊な性格の男の子です。

　そんなかまぼこくんは、近所に住むおじいさんのたまきさんが大好き。週3回ほどのペースで、おうちへ遊びに行っているそうです。

　話題の写真が撮影された日も、たまきさんと庭でゆっくりして、おやつをもらったかまぼこくん。そろそろ帰ろうかというときに、突然、ベンチの下に潜って出てこなくなってしまいました。「帰宅拒否」をすることはよくあるそうですが、ベンチに隠れて動かなくなることは今までなかったといいます。

「たまきさんがかまぼこの話題以外で盛り上がってると、いつも文句を言うんです。この日も人間だけで盛り上がっていたので、いじけていたのだと思います」

　かまぼこくんはなかなか機嫌が直らず、名前を呼ばれてもベンチから出てこなかったそう。ただ、飼い主さんに置いていかれるのは嫌だったようです。

「呼んでもなかなか出てきてくれなかったのですが、置いていかれるのは嫌がるので『じゃあね、バイバイ！』と言って置いていくふりをしたら、慌てて出てきました」

　その様子を見て、たまきさんは「うちにいる？」と、笑いながらかまぼこくんに声をかけてくれたそうです。

　たまきさんへの思いを素直に表現するかまぼこくん。これからも“ふたり”仲良く、楽しい時間を過ごしてほしいですね。

○取材協力：かまぼこ（@kamamama24）さん

（Hint-Pot編集部）