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メーガン妃 イギリスの市民権を取得できない可能性 北米との二重生活が要因 英紙が報道

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

米国人の友人をカナダで出迎える楽しげな様子が目撃されるも その裏では厳しい状況が…

 ヘンリー王子と「王室の主要メンバーとしての立場から退く」意向を表明したメーガン妃。「北米と英国でバランスを取りながら活動」するとして、現在は長男アーチーくんとカナダに滞在している。妃は、カナダでも精力的に活動をしており、女性支援団体を私的に訪問したり、米国在住のピラティスインストラクター、ヘザー・ドラクさんをビクトリア国際空港まで自らの運転で迎えに行く姿が目撃されるなど、“騒動”を感じさせない様子が報じられている。しかし、カナダでの生活を満喫している様子の妃だが、英国の市民権を取得できないかもしれないという状況に追い込まれているという。英メディアが報じた。

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 英大衆紙「デイリー・メール」によると、突然の主要王室メンバーからの引退宣言をして、エリザベス女王にもカナダと英国の行き来を容認させたメーガン妃とヘンリー王子だが、それが原因でメーガン妃は、英国の永住権やパスポートが得られず、市民権取得が難しくなる状況が生まれてしまう可能性もあるという。

 記事によると、現行の法律では、英国に永住するための市民権取得には、一般的に英国内で5年以上の居住が必要とされる。そのほか常識テストなどもあるのだが、メーガン妃の場合は、2018年5月にヘンリー王子と結婚して配偶者が英国籍を持つケースとなるので、少なくとも3年の英国の居住が必要となり、3年間は270日をオーバーして英国外で過ごすべきではないとされている。

 昨年末は異例の6週間休暇をカナダで過ごし、年明けに英国に帰ってきたかと思えば、3日間の滞在で北米にトンボ帰りした。すでに愛犬もカナダに引っ越しをしており、今後のメインの拠点がカナダになるとみられる夫妻。英国市民権取得に必要な制限日数をオーバーしてしまう可能性もある。メーガン妃を特別扱いすれば再び非難の対象になる可能性は大。果たしてこの問題は夫妻の間できちんと話し合われているのか。この点でも今後のふたりの行動から目が離せないことになった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)