カルチャー
「日本人はあまり英語が話せないよね」 スウェーデン人が2度目の日本でコミュニケーションを取るために工夫したこととは
公開日: / 更新日:

日本を訪れる外国人観光客にとって、日本ならではの食べ物や文化はもちろん、人との交流も楽しみのひとつ。ただ、日本では英語でコミュニケーションを取るのが難しいことも少なくありません。そんな環境で、スウェーデンから来たカップルは、さまざまな工夫を重ねたようです。いったい、どのように楽しんだのでしょうか。
◇ ◇ ◇
英語が苦手な日本人とコミュニケーションを取るために工夫
スウェーデンからやってきた、ウィリアムさんとアマンダさん。2023年5月以来、2回目の訪日です。前回は東京のみの滞在でしたが、今回は3週間かけて、京都や大阪にも足を延ばす予定だといいます。
「この前来たときに、文化や日本食、神社仏閣、買い物、それに日本の人たちにもとても感銘を受けて、また来たかったの」と、再訪日への思いをうれしそうに語ってくれたアマンダさん。とくに、日本の人々のホスピタリティや、日常に根付く礼儀正しさに心を動かされたといいます。
ただ、日本人と英語でうまくコミュニケーションが取れず、言葉の壁を感じていました。ウィリアムさんは「日本人はあまり英語を話せないよね。だから、僕たちはなるべく日本語を話すようにしているんだ」と、英語が通じにくい日本では、会話に工夫が必要だと実感したそうです。
そこで、アマンダさんは「スマートフォンにたくさんメモを作ってきたの」と、あらかじめ調べておいた日本語フレーズをすぐに見られるよう準備。旅先のさまざまな場面を想定し、使えそうな言葉を書き留めていました。
「僕はこの前来たときにすごく日本が好きになって、日本語を勉強したいなと思ったよ」と、ウィリアムさんは日本語習得に意欲を見せます。
一方、アマンダさんは「私は日本語を勉強するというよりは、ただ日本が好きだから言葉を話さないと、という感じ(笑)」と、自分らしく日本語を楽しみながら、日本人と交流を深めたいと考えているようです。
日本をもっと知りたいというふたりの熱い思いは、日本人にも伝わるでしょう。準備してきたものを上手に活用しながら、旅を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)