ねこはクールな性格で、あまり自分の気持ちを表情に出さないイメージがあります。ただ、ときには感情が顔に出てしまうこともあるようです。X（ツイッター）では、“弟”にかまわれ、なんとも言えない表情を見せるねこが話題に。“ふたり”の距離感に、ほっこりする人が続出しています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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迷惑そうな顔のねこと無邪気な赤ちゃんにほっこり

「ねこの迷惑そうな顔たまらん」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、赤ちゃんとねこが写っています。赤ちゃんは、ねこに興味津々な様子。椅子の上でまったりしているねこに、ぐっと顔を近づけます。

　一方のねこは不満そうです。眉間にシワを寄せて「なんだよ……」と言わんばかりの表情を見せますが、赤ちゃんを攻撃することなく、じっと耐えています。

　無邪気な赤ちゃんと困惑するねこという絶妙な対比が話題を呼び、投稿は7.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「かわいいとかわいいが火花を散らす」「メンチ切りな赤様……ねこ様困ってる」「やめて～ってwww」「迫られてるなあ……（笑）」などのコメントが寄せられ、微笑ましい光景に癒やされる人が続出しています。

日々変化する“ふたり”の関係性

　赤ちゃんに迫られて困っていたねこは、2歳の男の子「はまち」くん。飼い主さんの結婚直後に、お迎えされました。少し怖がりな性格ですが、人懐っこい一面もあるそう。

　話題の写真が撮影されたのは、飼い主さんの生後11か月の息子さんが、お昼寝から目覚めた直後でした。息子さんは、椅子でくつろいでいたはまちくんを見つけると、うれしそうに近づいていったそう。

　飼い主さんに見守られながら、手を出すこともなく、はまちくんの様子をじっくり観察した息子さん。その後は、去っていったはまちくんを追いかけることなく、別の遊びを始めたそうです。お互いの気持ちや空間を尊重しながら、自然な距離感を保っていることがうかがえます。

　飼い主さんによると、息子さんははまちくんが大好きで、見るだけで笑顔になるといいます。そんな“ふたり”の関係性は、日々変化しているようです。

「以前は、はまちが息子から逃げることもありましたが、最近は息子が優しく撫でられるようになり、逃げずにおとなしく撫でられていることも増えました」

　はまちくんと息子さんに、たくさんの愛情を注ぐ飼い主さん。“ふたり”が心地良く過ごせるよう、工夫しながら生活を送っています。

「子どもが小さいため、どうしてもはまちを以前のようにかまえないこともありますが、子どもが寝たあとにふれあう時間を積極的に取ったり、はまちしか入れないスペースを作ったりしています」

　少しずつ距離が近づいている、はまちくんと息子さん。これから“ふたり”の関係性がどのように変わっていくのか、楽しみですね。

○取材協力：ごまちよ（@goma__chiyo）さん

（Hint-Pot編集部）