カルチャー
アメリカ人「思っていたほどではないな」 初めての日本で想定外だったこととは
公開日: / 更新日:

いまや観光地に限らず、街中でも外国人旅行者の姿を見かけるのが当たり前になっています。家族にゆかりのある沖縄を訪れることを、旅の目的のひとつにしていたアメリカ人一家。実際に日本へ来てみると、想定とは少し違う一面が気になったようです。いったい、どのようなことなのでしょうか。
◇ ◇ ◇
家族で訪日 沖縄と東京でルーツをたどる旅
アメリカ・アリゾナ州から来たクリスティーンさんとケンさん。息子2人とともに、家族4人で2週間の日本旅行を楽しんでいます。
実は、クリスティーンさんの母親は沖縄出身。そのため、10代の頃に日本を訪れたことがあるそうです。一方、ケンさんや息子たちが日本へ来るのは初めてなのだとか。
「息子2人は16歳と18歳。記憶に残り、いろいろなことが判断できる年齢になってから連れてきたいと思っていたの。彼らのルーツである日本の文化や伝統、そして人々を見てほしいと思っているわ」
日本は旅行先として世界的なトレンド
ケンさんは、クリスティーンさんのルーツということだけでなく、日本に対して訪日前から親しみを感じた理由があるようです。
「身近な人のなかで『日本に行った』『日本は良かったよ』って言っている人が、この1年でかなりいるんだ。間違いなく、日本は旅行先としてトレンドだと思うね」
大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」のアメリカ版とイギリス版の読者投票ランキングで、日本は2年連続で「世界で最も魅力的な国」第1位に選ばれました。また、大都市部門でも東京が1位となっており、日本への注目度の高さがうかがえます。
人気の高さを肌で実感したケンさんは、日本が外国人観光客であふれているだろうと予想していたようです。
「でも、実際に来てみて、(外国人観光客の多さは)思っていたほどではないな、意外と少ないなと思ったよ。時期的なものかな? それか、トレンドが落ち着いてきているのかもしれないね」
日本政府観光局(JNTO)によると、2024年5月の訪日外客数は過去最多を記録しました。ケンさんが体感した様子とは異なりますが、外国人観光客に人気の京都や大阪を訪れていない分、そのように感じたのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)