カルチャー
「ヒューストンはもっと暑い」 アメリカ人が感じた日本の夏 目を丸くした意外な光景とは
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四季の移ろいを楽しみながら、暑さをしのぐ工夫を暮らしに取り入れてきた日本の文化は、海外からの旅行客にとっても魅力的に映るようです。アメリカから初めて日本を訪れた男性ふたりは、日本独特の高温多湿な気候には順応しつつ、驚いたことがあったそうです。いったい、どのようなことに驚いたのでしょうか。
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「神社仏閣や日本ならではの自然を見ること」
アメリカ南部にあるテキサス州のヒューストンからやってきた、ネイサンさんとオーリーさん。ふたりとも、今回が初訪日です。2週間の滞在で、東京や大阪、京都をめぐります。
「僕の母は昔、日本に住んでいたことがあるんだ。だからというのもあるし、旅の一番の目的は神社仏閣や日本ならではの自然を見ること」
オーリーさんは目を輝かせて日本への思いを話してくれました。
猛暑の東京でも「この感じ、最高!」
すでに梅雨明けした地域もある日本では、各地で猛暑日や真夏日が多く、話しを聞いた日は最高気温が32度でした。ただ、ふたりにとってはどこ吹く風といった様子です。
「日本は温暖化で暑いって聞いていたけど、正直、今のヒューストンはもっと暑いよ。これは僕たちからしたら快適。だって風があるし。この感じ、最高!」とオーリーさん。
ネイサンさんも、「ヒューストンは湿気がひどくて、ベタベタした暑さなんだ。気温も高いし」と笑顔を見せながら同意しました。
ふたりの出身地のヒューストンは、アメリカ南部に位置することもあり、実際には亜熱帯に近い気候。夏は25度~35度、湿度も平均75パーセントと日本同様に高温多湿の特徴があります。
しかし同じ高温多湿の気候でも、ふたりには日本で驚いた光景がありました。
「ヒューストンは車社会というのもあるけど、こんな東京みたいに人が動き回ったり歩いたりしていないよ」と、街中の人の多さに目を丸くしたネイサンさん。日本では、日傘やネッククーラー、冷感シートなどの暑さ対策グッズが充実しているうえ、都市部では公共交通機関が発達していることが要因でしょう。
慣れている気候とはいえ、しっかり水分補給をして、日本の夏を楽しんで帰ってもらいたいですね。
(Hint-Pot編集部)
