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お風呂の椅子、直置きやめたら掃除が楽に! 100円でできる“浮かせる収納術” プロが解説

公開日:  /  更新日:

著者:伊藤 まき

お風呂の椅子を床に置いておくと、裏にカビが生えやすい【写真:伊藤まき】
お風呂の椅子を床に置いておくと、裏にカビが生えやすい【写真:伊藤まき】

 お風呂の椅子、床にそのまま置いていませんか? 実は、椅子と床が接する部分は湿気がこもりやすく、乾きにくいため、カビにとって絶好の繁殖スポットに。皮脂や石けんカスといった栄養源も加われば、あっという間にぬめりや黒カビの原因になります。そんなカビの発生を防ぐには、しっかりと換気をすることはもちろん、濡れたものを床に置かないことが大切です。そこで今回は、お風呂の椅子を床から離して“浮かせる収納”に変えるためのアイデアを、整理収納アドバイザーの伊藤まきさんがご紹介します。

 ◇ ◇ ◇

耐荷重10キロでしっかり吊るせる

“浮かせる収納”には、カビ対策だけでなく「掃除が楽になる」「掃除の頻度が減る」といったメリットもあります。

 ただ、お風呂の椅子となると、掃除道具やボトル類と違って本体が大きく、重さもあるうえ、フックや引っかけ穴など、吊るすためのパーツがついていないものがほとんどです。そのため数千円はする、浮かせる機能を備えたものへの買い替えや、後付けできる専用のアイテムを購入する必要があると思っている人も多いのではないでしょうか。

 でも実は、100円ショップのアイテムを上手に使えば、わざわざ高いグッズを買わなくても、お風呂の椅子を“浮かせて収納”することができるのです。

 たとえば、ダイソーの「S字フック(プラ製・2個入り)」は、なんと耐荷重が約10キロ。しっかりとした作りなので、大きめの椅子も1本でしっかり吊るせました。

フックの長さは約25センチ【写真:伊藤まき】
フックの長さは約25センチ【写真:伊藤まき】

 プラスチック製なのでサビの心配がなく、水回りでも長く使えるのがポイント。浴室内にタオルバーや物干し竿があれば、そこに引っかけるだけで、簡単に“浮かせる収納”が叶います。