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お風呂の椅子、直置きやめたら掃除が楽に! 100円でできる“浮かせる収納術” プロが解説

公開日:  /  更新日:

著者:伊藤 まき

ネクタイやスカーフを吊るすハンガーを活用

 100円ショップにはS字フックのほかにも、アイデアひとつで椅子を“浮かせられる”便利グッズがあります。

 たとえば、ダイソーの「マルチアルミハンガー」(100円・税抜)。本来はネクタイやスカーフなどの服飾小物をかけるためのハンガーですが、フックの先端が広く、お風呂の椅子の脚や背もたれを引っかけやすい形状になっています。

フック幅が広いのでかけやすい【写真:伊藤まき】
フック幅が広いのでかけやすい【写真:伊藤まき】

 軽くてサビに強いアルミ製。スチール製に比べて浴室でも使いやすいですが、フックとバーがこすれると傷つきやすいため、あまり動かさずに使える場所へ設置するのがおすすめです。

タオルバーなどがないお風呂でも活躍

 最後にご紹介するのは、フックを引っかけるタオルバーなどがない浴室でも使えるアイテムです。

 セリアの「何度でも貼ってはがせる フィルムフック ダブルタイプ」(100円・税抜)は本来、バスブーツ用に作られたアイテムですが、お風呂の椅子を吊るすのにも応用できます。壁に貼りつけるタイプなので、バーがない浴室はもちろん、ほかのものでバーが埋まっていても設置できるのが魅力です。

水滴がつきにくい壁だと良い【写真:伊藤まき】
水滴がつきにくい壁だと良い【写真:伊藤まき】

 ただし、耐荷重が約2キロと控えめなので、椅子が重い場合や、出し入れの際に強い力がかかると落下する可能性があります。また、使用する際は、なるべくシャワーの水がかかりにくい位置に取りつけることがポイントです。

(伊藤 まき)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize