世界的に人気の高い日本食は、そのおいしさはもちろん、手頃な価格もあって、訪日外国人にとって大きな魅力のようです。スウェーデンから来た、普段は外食をほとんどしないというカップルは、日本では毎日のように外食を楽しみ、日本食にすっかり夢中のようです。ふたりが絶賛したこととは、なんなのでしょうか。

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1か月かけて日本各地をめぐる、初めての「長い旅」

　スウェーデンから日本を訪れている、ペッレさんとジェニファーさん。ふたりとも日本へ来るのは初めてです。1か月の滞在を予定しており、最初の1週間を東京で過ごしています。そして、次の2週間は、青森や広島など日本の8か所をクルーズでめぐるそう。最後は沖縄に滞在する計画です。

「普段の旅行はもっと短いから、こんなに長い旅は初めてだよ。1年半かけて準備してきたんだ」

　興奮が止まらない様子のペッレさん。東京では、新宿や渋谷、銀座など都内各地を訪れ、満喫しているようです。

スウェーデンでは月に数回のみ　驚いた日本の外食事情

　ラーメンや寿司など、すでにさまざまな日本食を堪能したというふたり。毎日、外食するなかで、とくに気になったのはその物価でした。

「外食の価格も全然違うんだよね。僕たちには良い意味での驚き」

　ペッレさんさんは、スウェーデンの外食事情について説明してくれました。

「スウェーデンだったら、ローカルのカジュアルな飲食店であっても、ランチは1皿2000円はする。ディナーだったら1皿5000円、それにビールを頼むとなると、もっと高くつくから、頻繁に外へ食べには行けないんだ」

　国・都市の比較統計サイト「Numbeo」による調査によると、スウェーデンの平均的な生活費は、日本と比べて127.3％かかるという結果に。マクドナルドのセット価格は約1630円、飲食店でのビール1杯も約1133円となっています。こうした事情もあり、ペッレさんたちは自炊が基本だとか。

「月に1回か2回、外に食べに行けたらという感じかな。こんなにいろいろ食べられるなんて最高だよ」

　世界的に高く評価されることの多い日本食。おいしさだけでなく、物価の安さも外国人観光客にとっては魅力のひとつになっています。滞在中は、日本各地でおいしい日本食を存分に食べてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）